Dan BrownとDean Koontz
Angels & Demons 天使と悪魔(上)
"A Breathless, real-time adventure....
Exciting, fast-paced, with an unusually high IQ."
---San Francisco Chronicle
"Dan Brown has to be one of the best, smartest, and most accomplished
writers in the country."
---Nelson DeMille
昨年12月にマンハッタンの本屋で一番のスペースを占めていた#1 New York Times
Bestselling Author of the Da Vinci Codeとのふれこみの本である。ハードカバーの初版は2000年で、ペーパーバックが出たら買おうと思っていたのを娘が買ってくれた。ご承知のとおり、著者は「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウンである。日本のamazonで調べたら、815円である。日本円でも安く買えるようになったものだと驚いた。
ダン・ブラウンのほかの著書で読みたいのはつぎの二つである。
Deception Point 1996年の醜聞事件...NASAは当時のクリントン政権に、地球以外の惑星に生命が存在した証拠が見つかったと報告したが、その根拠の不透明さが露見した事件から着想したスリラー。冒険、ロマンス、殺人、不正行為がつぎつぎと起こり、ハラハラする緊張感が続く。米国の宇宙計画の裏側や新情報に対する政治家の反応に興味がある。
Digital Fortress インターネットの時代を反映した本。パソコンに興味を持ち、武器を扱う能力よりも知的能力を備えたヒーローを好む読者を対象に書かれた。戦場はサイバースペースで、国際政治の中で、暗号化技術が担う重要性に着目したい。
その前に、手元にあるDean Koontzの本を先に読むつもりであるが、「ローマ人の物語」も面白いので目移りしてしまう。
Odd Thomas By the Light of the Moon ローマ人の物語
ローマ人の物語(1)―ローマ誕生、王政から共和政へ。前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和政へ移行。その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。ローマ人は絶頂期のギリシアに何を見たのか 。比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。その一千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。