January 21, 2009

オバマ大統領 就任演説

President Obama's Inaugural Address



My fellow citizens:

I stand here today humbled by the task before us, grateful for the trust you have bestowed, mindful of the sacrifices borne by our ancestors. I thank President Bush for his service to our nation, as well as the generosity and cooperation he has shown throughout this transition.

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January 19, 2009

教育大国フィンランド

  • GDPに閉める教育支出の比率 5.8% 日本は3.5%
  • 大学まで学費無料 補助 月500EU(6万円)+学生ローン
  • 自分で考えて表現する能力を小学校から身に付ける
  • 平等教育 塾なし、テストなし、競争なし、休憩時間に助け合って宿題をする
  • 社会に出てから学ぶ力ー思考力・学習力ーを教育
  • 成人の45%が働きながら職業関連の教育を受けている
  • 「社会に役立つ仕事に就きたい」という学生を育成
  • 大学教育が社会のニーズに合っているかを調査した結果(2005国際経済開発研究所、スイス)
    第1位 フィンランド  第6位 日本
  • 総合学習到達度(2006OECD) 1位 フィンランド 2位 日本

参考リンク 

フィンランド 

人口524万人(北海道560万人) 面積33.8万平方キロ(北海道の約4倍)

高福祉・高負担国家 (国民負担率60.5%、日本40%)

January 18, 2009

キッシンジャ博士の2009予測

Henry_Kissinger.jpg
  1. オバマの人気は、1年はもつ
  2. オバマ政権は強い外交政策をとる
  3. 経済は今年前半は悪いが 後半は盛り返す
  4. ドルは今年後半にやや持ち直す
  5. 石油は今年後半には75ドル程度で安定する
  6. 中国で大掛かりな反政府運動は起きない
  7. 北朝鮮はますます国家としてやっていけなくなる
  8. 小規模なテロはあるかもしれないが大規模なテロは起きない
  9. アジアのアメリカ軍は現状を維持する
  10. 複雑で危険に満ちているが大きな機会に恵まれる年になる


イランは核兵器を持つか

  • イランが核兵器を持てばアメリカよりもロシア、インド、中国などが危険にさらされる
  • イランとの交渉に当たってはイラクとアフガニスタンの問題も含めなければならない
  • いずれの先進国も一つの革命国家が中東全域を支配することを許さないだろう

北朝鮮は崩壊するか

  • オバマがこれまで以上に努力しなければ北朝鮮の核保有が既成事実になり、中国、韓国、日本の安全保障政策を変えることになる
  • 二国間ではなく、六ヶ国協議を続けるのが良い
  • 北朝鮮崩壊があるとすれば、それはあっという間に起きる

ロシアはどうなる

  • 地政学的に見てロシアがアメリカと争うことはない
  • ロシアと中国が同盟を結ぶようなことはない
  • ロシアは人口が減りつづけ、崩壊に向かっている

June 1, 2008

格差社会:オットセイの生き残り戦略

South Georgia南極海の孤島、英領サウスジョージア島。そこはキングペンギン200万匹と南極オットセイ400万匹の楽園だ。20世紀のはじめ毛皮を求めた乱獲のため、島のオットセイは50匹に激減した。それがいまや400万匹になり、島の氷が解ける夏の12月のビーチは、出産のためにもどったオットセイで埋め尽くされる。100年足らずのうちにどうしてここまで種が繁栄することになったのか。その生き残り戦略と人間の格差社会とのちがいはなにか?

昨年2月、雑誌ネイチャーにひとつの論文が掲載された。イギリスの科学者が、300匹のDNAを調べた結果、毎年おなじハーレムにもどるオットセイの子供たちのうち、ハーレムのオスから生まれたのは23.5%だったという研究論文(*1)だ。つまりオットセイのメスの3/4は、違うハーレムのオスと交配して子供を産んでいるという事実があきらかになり、一夫多妻のハーレムに君臨するオスより、強い種を残す本能に勝るメスのほうがしたたかだったということだ。

動画は、NHKの番組「ダーウィンが来た」の一部である。この番組を見て、いまの日本の現実に思いが至った。世界の歴史に例をみない急激な少子化・高齢化の進展であり、決して同じ道を歩んで欲しくないと思っていたアメリカ型の格差社会への移行である。

生物は種の保存のために生きているといっても過言ではない。人間がもつ喜怒哀楽や108つの煩悩、飽くなき欲望は、ほかの生物とは比較できない特徴である。自己の欲望を抑え、人のため世のために生きるという高邁な生き方ができるのも人間である。そのハザマに揺れて、喜怒哀楽に翻弄されて生きているのが人間というものだろう。

世のため人のためという思いがあり、自らを律したるを知り清貧な生き方をを心がけ、近隣の人たちと協力して、自分だけでなくみんなが安全でしあわせな生活ができるように努力するという生き方・・・それが日本人のこころの根本にある大切なこと、世界に誇れる民族性だとおもう。もちろん、長い歴史の中には、骨肉合い争う権力闘争や下剋上があり、貧富の差が大きい格差社会の時代もあった。

格差にはいろんな局面がある。貧富の差、男女の差、年齢格差、教育格差、情報格差・・・そういう格差をできるだけ無くし、みんなが幸せになれる平等な社会を作ろうと先人たちは努力してきたのではないか。ところが、平等と公平はちがう。年功序列はおかしい。成果に応じた報酬制度だ。強い者にもっと報いるべきだ。そういった議論がバブル崩壊後の政府、民間企業の権力をもった体制側での主流となった。

これは視点を変えれば、弱肉強食、弱者切捨て、姥捨て山の論理である。私は、この考え方には賛成できないし、移民に支えられた欧米諸国と同じような格差社会は良くないし、移民のいない日本人の社会にはそぐわない。20数年前にアメリカに住み始め、その格差社会の現実を体験したなかからそういう信念を持つようになった。数年以上海外のビジネスの現場で生活した体験者の多くは同じ考えを持つことになる。

Harlemオットセイの話にもどるが、ハーレムを作るためにオスたちはメスより先に上陸し、場所取りのために戦う。勝ち残ったオスたちは、出産にもっとも適した場所に陣取りメスたちがくるのを待つ。一匹のオスに対し20匹のメスが集まってハーレムが作られていく。サウスジョージア島のビーチはハーレムで埋め尽くされる。戦いに負けてハーレムを作れなかったオスたちはどこへ行ったのか?最初の頃は、あわよくばハーレムの座を奪おうと狙う負け組みが波打ち際にたむろするが、やがてその姿も消える。

ビーチの裏山を上った高台にたくさんのオスたちがいる。負け組みのオスたちが集まる「傷心の丘」だ。傷ついて死んでいるオスもいる。戦いに生き残ってハーレムを作れるオスは2割程度だという。大多数は、傷心の丘で淋しく過ごす。オスの寿命は15年。メスの寿命は25年で、生涯に15匹を産むという。

オットセイの一夫多妻のハーレムをうらやましく思い、その睾丸を精力剤として珍重する世の男たちだが、ハーレムに君臨するためには骨肉相争う戦いに勝ち残らなくてはいけない。勝ち残るのは2割のオスだ。闘争本能と強さがなければいけない。しかも、自分の力で勝ち取ったハーレムのメスとの間に子孫を残せる確率は23.5%。ハーレムの3/4のメスたちは、もっと強いオスを求めてハーレムから抜け出して交配するのだ。亭主関白、知らぬは亭主のみ・・・ということか。

これには訳がある。オットセイは年に一度、おなじビーチの同じハーレムにもどる。おなじハーレムのオスと愛を交わすことは、近親交配(弱い種を産む)の確率が高くなっていく。これを避けるために、ほかのハーレムのオスを本能的に求めるということだ。専門的にはヘテロ接合度が高く、血縁関係のないオスとの間のこどものほうが生き残る強い種になるということだ。

Harlem 種の保存法則にしたがって生きるオットセイが、ハーレムの主とではなく、ほかの強いオスと交わるのは当然のことで、それが50匹から400万匹に増える結果をもたらした生き残り戦略なのである。人間社会のような倫理、道徳、貞節、忠節などの美徳は無関係である。弱肉強食の格差社会で、強いものがメスを得て子を作り、生き残っていくのが進化の常道である。

生物の進化の掟を守ることは生き残りの要である。では。人間もおなじなのか?違うと思う。考える葦であることを捨て、本能のままに生きる人ばかりの人間社会は滅びる運命にある。ソドムとゴモラのように。

それにしても、ダーウィンの世界ではメスのほうがしたたかで長寿命のようだ。人間もおなじかな?女性のほうが生命力は強いし、忍耐力があり、寿命も長い。ライオンも孔雀もオスの方が目だって美しいが、人間は女性のほうが美しい。いや、ヨン様の例のように男も美しい。美しい男女がたくさんいるのに、どうして結婚率や生涯出産率が低下したのだろうか?これはまた別の話だ。

(*1) 「オットセイの雌はヘテロ接合度が高くて血縁関係のない雄を積極的に選ぶ」
 Female fur seals show active choice for males that are heterozygous and unrelated, J. I. Hoffman, J. Forcada, P. N. Trathan and W. Amos, Feb. 2007, Nature  Link(有償)

April 18, 2008

格差社会が生む弱者切捨て

企業の経営者の責任のひとつに「アカウンタビリティ」がある。日本語では「説明責任」と訳されている。政府にも国民に対するアカウンタビリティがある。しかし、その説明責任を果たしていないことが多くある。社会保険の問題も、暫定税率の問題もそうだが、数日前からメディアが騒いでいる「後期高齢者医療制度」もそのひとつである。

役所の担当者が「仕組みが複雑すぎて説明ができない」というくらいだから、一般のお年寄りに分かるはずもない。ということで、これはもう「説明責任」をお役所レベルでは果たせないということだ。

爆笑問題がホスト役の「私が総理だったら」というTV番組では、番組サイトに寄せられる国民の怒りの声を集計して毎回トップ5を発表しているが、昨夜のトップが、「道路特定財源をタクシ代に使用」でタクシー券に年間81億円が使われていることだった。第二位が「年金問題のW謝罪」で、福田首相、桝添大臣が「混乱を招いた。説明が十分でなかった。」と語っていることだ。

どうして前もって十分に説明しないのか?そのことに怒りもあるだろうが、一番の怒りは社会的に守られなければいけない高齢者、いわば弱者を鞭打つような医療制度をつくったのかということだろう。

「医療費削減」が旗印になり、それが目的化したのだと思う。病院が高齢者のサロンのようになったり、過剰な医療や薬剤投与があるから、国の診療報酬額が増大しているという指摘がある。過剰医療を抑制し、医療費を削減をしないと制度が破綻するという危機感があることも事実であろう。

しかし、医療制度改革の目的は、医療費削減ではない。政治家や官僚が考えるべき目的は、「お客様」である国民、高齢者の安心・安全の確保であるはずだ。そういう態度・姿勢で、民意を問い、誠意を持って最善の改革案を考え、説明責任が果たせるプロセスを踏んでいれば、今回のような国民の怒りと混乱を避けられたかもしれない。

75歳以上の人1300万人のうち、月1万5千円以上を受給している、832万人を対象に「年金から天引き」されるという。都道府県によって差はあるが、全国平均では約6000円が毎月天引きされるという。夫婦二人で月10万円に満たない年金生活者はたくさんいる。切り詰めた生活を余儀なくされている老夫婦にとって、月6000円の負担は大きい。

政府の役人は高給取りの身でありながら、二日に一回以上タクシー帰りで、年間500万円も使っている輩がいるから、国民も怒るのである。

NHKクローズアップ現代や民放の特集でも、「長寿医療」(ふざけた呼び方ではないか)問題を取り上げていたが、病院の医療現場でも苦渋の選択を迫られている。国の診療報酬の大幅削減の結果、病院側は外来医療費削減と療養病床(長期入院)の削減を迫られている。その結果、病院でしか介護できない人が入院できる病床が不足していくという事態に追い込まれているという。

医者たちは、「病院の経営上止むを得ないかもしれないが、経営と人の命を秤にかけることはできない」という。そのとおりだ。しかし、国と病院経営者は、「秤にかけろ!」といっているようなもので、秤にかけた結果、「「経営」が勝ってしまうのが現実に起こっているとすれば悲しいことだ。現代版姥捨て山である。

50年以上、家族のため、社会のため、国のために働いてきた夫が寝たきりになり、病院でないと介護できないというのに、その病院から追い出されることを嘆くおいた妻がテレビ番組の取材に答えてこういっていた。

「人生の最後くらいは、安心して横たわれるベッドが欲しい」

そういう厳しく悲しい現実が日本のあちこちに起こっているのかと思うと、世も末だと思うのは私だけだろうか。

格差社会が生む悲劇である。格差社会の先進国であるアメリカを四半世紀前から見てきたが、格差社会とは弱者切捨ての社会である。何度かブログにも書いたが、日本がアメリカのような弱肉強食の社会になっては国が立ち行かなくなる。アメリカの場合はそれでも成り立つのだ。そのことは改めて書こうと思う。

December 11, 2007

メラビアンの法則という都市伝説

都市伝説の一つに「メラビアンの法則」がある。情報伝達手段としての視覚、聴覚、言語(言葉)それぞれのインパクトの比率が、55−38−7であるという実験結果である。アメリカの心理学者Albert Mehrabianが報告した。Vision(Visual), Voice(Vocal), Verbalの頭文字をとって「3Vの法則」という人もいる。巷では、「人は見た目が9割」という本の影響もあって、いやそれ以前から、日本のビジネス界では誤解されて伝わっている。

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April 2, 2007

入社式に思う「就職」と「就社」

今日は多くの企業で入社式が行われた。我が家の末娘も某自動車メーカの入社式に臨んだ。やれやれである。

テレビの入社式報道で娘が映るかも知れないと妻が見ようとしていたら、電話があって肝心の場面を見落としたとぼやいていた。娘は娘で、新聞に載った写真では、自分の頭しか映っていなかったと残念がっていた。

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February 7, 2007

VistaとAlan KayとApple iPhone 3D

今年もいろんな新製品やサービスが提供され面白くなりそうである。Vistaがどれだけ消費者に受け入れられるか疑問が多い。ブラウザはFireFoxの猛追にいつまで耐えられるか?Officeは、Google OSとオンラインアプリケーションあるいはSaaSに置き換わっていくのではないか?携帯市場は今後もユビキタス化の流れで乗って成長するだろうが、マイクロソフトは出遅れている。

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November 26, 2006

小さな箱から抜け出よう

 好奇心でGroupsを試用しています。昔、Usenetで多くの人たちから助けてもらったことを思い出しています。現実の世界で知己を得た人に教えてもらうことは当然ですが、まったく見知らぬ人にemailで質問し、教えてもらえることを知った感激は20年経ったいまも忘れられません。それ以降、プロジェクト管理から経営のあれこれの情報を得たり、質問したり、仕事の指示をしたり、個人的な悩みの相談に乗ったり、ときにはオンラインチャットで意見交換をしたり・・・その効用は絶大であった。日常会話に使うスラング交じりの英語の意味をチャットで教えてもらうこともよくあった。知らずにゲイコミュニティに紛れ込んで誘われたこともあり、今となってはなつかしい思い出です。

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November 12, 2006

弱い絆の強み

 スタンフォード大学社会学部教授のマーク・グラノヴェッターが1972年に発表した「The Strength of Weak Ties」という論文がある。後世の社会学に大きな影響を与えた論文である。

 この論文の主張は、「社会的絆によって形成される社会ネットワークにおいては、古くからの友人といった、自分にとって強い絆で結ばれている人物よりも、ちょっとした知り合いのような弱い絆で結ばれた人物のほうが、自分に与える影響が大きい。」ということである。

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October 18, 2006

アメリカの人口が3億人を超える

10月17日 7:46am EDT (AP通信) アメリカの人口が3億人になった。米国国勢調査局の公式発表である。3億人目の赤ちゃんは発表されていない。移民の国アメリカでは、それは必ずしも赤ちゃんとはいえない。その日に移民した人が3億人目かもしれない。すでに何ヶ月も前に3億人を超えているともいう。そういったこともあり、記念すべき日を祝い、花火を打ち上げるといった催しなどはないとのことで、アメリカ国民は冷静に受け止めている。

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October 15, 2006

箱−Getting Out of the Box

 2000年に出版され、全米ベストセラーとなった。原題は 「Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box」(リーダーシップと自己欺瞞:箱から抜け出そう)である。

 Self-Deception(自己欺瞞)は哲学用語であるが、これが組織や家族の中に巣くう病理現象だという。組織の生産性低下や家庭の不和の根本原因が、自己欺瞞すなわち自分の気持ちに対する裏切り、自己正当化である。それが正しい認識・判断を妨げ、人間関係を危ういものにする。

 本書は、自己欺瞞がなぜ起きるのか、どうすれば解決できるのかを、優良企業の管理職が研修を受けるという場面設定をもとに説明している。

 日本語版の中古本は6000円と高額(原書はベーパーバックで1000円)で、なかなか手に入らず幻の書とも言われた。最近復刊され、大和書房から『自分の小さな「箱」から脱出する方法』が出版されている。

ICQ Internet Time

ICQがInternet時間表示のガジェット提供。

October 11, 2006

SNSサイトとGoogle Maps API

連休中に設置したSNSエンジンから学ぶことが多い。そのひとつがGoogle MapsのAPIである。SNS内でコミュニティを作ることができ、その中で会員だけが見れる掲示板やイベント案内もできる。イベント案内で、11月の同窓会の案内を書いた。そのときに、会場の地図も掲載できる。Google MapsのAPIを使っている。早速、このサイトにも地図を掲載してみた。もっとも地図だけ掲載するなら先日紹介したWidgetでもいい。

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October 7, 2006

SNSエンジンの開発と普及

 日本でもSNSの利用が急増している。これを支える日本発のソフトの開発と普及を望む。昨年夏頃にAffelioが発表され、早速入手してインストールを試みたがうまくいかずにあきらめた。そして、バージョン2がでたので再度試したが不調に終わった。どうもオープンソース開発と事業化の二束のわらじを履いてつまづいたのではないかと心配している。

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October 6, 2006

Google Gadget‚ðˆê”ÊŒöŠJ

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September 13, 2006

大前研一さんがSNSを開設

昨日、企業人向けのSNS「Agoria」をオープンしたとのニュースが流れた。ビジネスブレ−クスルーの受講生や同窓生を対象としたSNSだそうだ。昨年末に東証マザーズに上場し、資金を調達したのは、SNサイト開発のためだったのだろうか?それともBBT大学院の運営や拡充のためだったのだろうか?どんなSNSエンジンを使っているのか関心がある。

同じ日に、ソフト変革の波が日本にも押し寄せてくることをテーマに講演を行い、大きな社会的影響もあるSNSについても紹介した。消費者社会の変化が遠からずビジネスのあり方に影響を与え、とくに日本のソフト業界に変革を迫るものになるとの警告を発した。その根底にあるのは、オープンソースの流れだというのがわたしの考えだが、その話をする時間的余裕がなく、兆候を話すだけに終わってしまったのが残念である。

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September 11, 2006

Social Media Optimization (SMO)

米国で、SMO(Social Media Optimization)という言葉が話題になっている。Ogilvy Public Relations副社長のRohit Bhargavaが、5 Rules of Social Media Optimization (SMO)という記事(8月10日)の中で使った。Googleで検索すると834万件ヒットした。日本でいち早く紹介されたのは多分「メディアパブ」のブログ(9月4日)ではないだろうか?この記事では、27万4千件ヒットしたと書いてあるから、恐ろしいほどのスピードで情報が伝播している。

August 30, 2006

100 Million Blog

Bloglines Marks Search Milestone of 100 Million Blog and News Feed Articles

業務開始後1年で、投稿記事が累積1億件を越したという。自分が必要とする鮮度の高い情報を日々入手したり、情報を発信して同じ関心を持つ世界の人々と意見を交換し合える。これは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンではなしえないことである。ひとつのパソコンから世界の人々と世界の知識・情報にアクセスする手段が、これほど進歩するとは数年前には予想さえできなかった。世界の情報と創造の拠点であるシリコンバレーにいる人たち、とくに NerdsとVenture Capitalistsたちには見えていたのであろう。だからこそ知恵が結集され、潤沢なベンチャー資金が投入された。そして、その目標を達成するスピードにも目を見張るものがある。Internetの世界はDog Yearだと言われたのは10年近く前になる。いまや、7年どころか3年くらいに縮まっているのではないかと思う。恐ろしいスピードである。会議ばかりしている、意思決定の遅い日本企業はこのスピード競争に勝ち残れるのであろうか?
※この記事は昨年8月1日にBloglinesに投稿したもの。サイトを閉鎖するためここに転載した。

10 Things That Will Change The Way We Live

Forbes Lifestyle Feature
Breckinridge Ely 02.17.06, 12:30 AM ET
10 Things That Will Change The Way We Live
Fuel Cells

In fuel cells, the energy of a reaction between a fuel, such as liquid hydrogen, and an oxidant, such as liquid oxygen, is converted into electrical energy. Fuel cells will change the global economy, and not just because they will be as big a development in motoring as the internal-combustion engine was. They will also be used as cell-phone batteries and power generators, among other things. And they will eliminate the problem of what to do with used batteries: Theoretically, fuel cells are renewable forever.

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August 21, 2006

WordPress Hosting

WordPressが使える(設置条件を満たす)海外のWeb Hosting企業5社が、WordPressウェブサイトで紹介されている。動作に必要なPHP4とMySQLのサポートがある。GB当りのレンタルコストは日本の一番安いところ(500MB、年間4410円)と比べて30倍の差がある。経験と実績、市場の大きさが影響しているのだろう。大量の写真や動画を保存する場合は海外レンタルの方が断然お得である。

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LiveJournal

LJは若者を中心とした友達たちの交換日記のような形でスタートした。一般のブログでは、投稿記事はすべて公開が原則となっているが、LJでは友達グループをつくりグループ内で情報交換できるという特徴がある。いわゆるSNS機能が備わっている。

思いついたことや読み聞きしたこと、Webで気づいた役立ちそうな情報などをとりあえず文章にし、Web記事であればあとで参照できるようにリンクを張っておく。まとまった時間が取れるときに、内容を吟味し、補強・推敲していくというのが効率的である。

ブログツールは、こうした作業に向いているとは思えない。なんでもいいから思いついたことを日記風にどんどん書いて公開するのには便利なツールではある。まとまった文章、それも写真などのイメージを含み、参考資料も例示していくような文書を作成するためのツールはブログとは別物である。

先の記事で、LiveJournalを多用していると書いたが、実際はLJそのものではなく、そのクライアント・プラグインであるSemagicというソフトを多用している。その機能や便利さの内容については別の機会に紹介するが、わたしは大変気に入っている。NotePadでHTML文書を作成したり修正したりすることも多いが、ドラフト記事の投稿はSemagicを使っている。文書作成のためにWordやExcelを使うことがなくなった。

Semagicは情報収集とその整理、文書作成・推敲の知的プロセスを支援してくれる。このツールはクライアントサイドで使うが、「あちらの世界」で利用できるものになっていくだろう。WritelyやiRowなど、すでにその奔りとなるツールが話題になっている。それらは単独でコアの目的だけに使うと便利である。しかし、つくった文書を複数人でレビューしたり、公開したり、カテゴライズ(Web2.0的にはタグ化)したりするといった、いわばAPIsのユビキタス化が実現するまでは実用には耐えないと思う。iRowなどはレスポンスの改善が先決である。

WordPress

二年前にWordPressダウンロードして試したことがある。投稿用ツールにバグがあり使いにくかったので中断した。Wikiも試したが、これは個人用パブリッシングではなく共同でドキュメントをレビューしながら作り上げていくときのプラットフォームとして便利なものである。XOOPSはそれなりにいろいろ試したが、CMSとして機能は豊富で柔軟性に富んでいるがプロ用である。素人の運営には向かない。

結局、Movable Typeを重宝するようになった。しかし、個人用に手軽に使えるとはいえ、HTMLでの作成が基本である。またMT特有のいろんなタグがあり、Style-sheetも冗長が多い。

どんなツールであれ、一長一短であるから自分の使い方にあった、好みや感性にあったツールを選び使いこなせるようになることである。現在わたしが多用しているのは、Liveournalである。

LiveJournal開発元は一昨年にSixapart社(MT開発・販売、TypePad運営会社)に併合された。その影響があって、本来のLJ機能に加えてBloggieな要素が入ってきている。それはそれで良いのだが、個性というものがなくなっていき面白みに欠けることになる。

そういったこともあって、というより好奇心が先立って、最近WordPressを見直している。はやりのSNSのエンジンのひとつであるAfilioも再評価したいと思っている。

正直言って、Movable Typeに飽きてきたということと、最近のリリースでの醜態とそれによる被害をこうむったこと、それにバグが多いことが原因である。仕事の役にたつ前に、余計なリカバリの時間をとられてしまう。

August 17, 2006

Birth of the PC

The IBM PC was announced to the world on 12 August 1981, helping drive a revolution in home and office computing.

The PC came in three versions; the cheapest of which was a $1,565 home computer which had a 4.7Mhz processor and 16K of memory.

The machine was developed by a 12-strong team headed by Don Estridge.

BBC News

August 9, 2006

Naur名誉教授がACMチューリング賞を受賞

ACMの賞にはいろいろある。一番有名なのは、チューリング賞で2005年度は、コペンハーゲン大学のPeter Naur名誉教授が受賞した。あの有名なAlgol60開発者であり、BNF(backus-Naur Form)をつくった一人である。今日までのプログラミング言語設計とその発展の基礎を築いた。「正しいプログラムを書くための方法論」の先駆者で、構造化プログラミング(goto-less programminngともいわれた)の提唱者としても名高い。彼のコンセプトを継承し発展させたことで名をはせたのが、 Floyd, Dijkstra, Hoareたちである。

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August 5, 2006

世界最小の検索エンジン Blinkx Pico

昨年、Rupert Murdochsがオンライン市場への参入を加速するためにMySpaceを買収したが、おなじ頃に買収しようとしていたBlinkxは、その事業を順調に伸ばしているようである。

すでに約400万時間相当(6/14時点で、Yahoo!やGoogleを追い抜いた)のTVやviral videoがアップロードされており、見たい、知りたいものが簡単に検索できるというのを謳い文句にしている。たとえば, vlogパイオニアのひとりであるRocketboomのAmanda Congdonに関して放送されたTVニュースのアーカイブや最新のRocketboomビデオが簡単に検索でき、その場で見ることができる。メディアの新しい潮流のひとつである。

同社の検索エンジン、"blinkx Pico"は無料で提供(今年3月から)されている。世界最小(1MB)の検索エンジンとのこと。テクストを扱うアプリケーション、ワープロやメールソフト、ブラウザーに住み着いて、そこで使っているコトバに関連した情報を自動的に検索して表示してくれる優れものである。検索対象は、news, blogs, video, Web, Wikipedia, images, and "people"で、MySpaceを代表とするオンラインコミュニティからの情報が含まれる。

関連記事:blinkx video search engine 'thinks while it links'
検索エンジン相関図:
Bruce Clay, INC's Search Engine Relationship Chart ®
ihelpyou, INC's Search Engine Partnership Chart

攻撃対象になるSNS社会

SNSは、仮想世界における伝統的なコミュニティよりも安全である、と過信するのは危険である。友達の招待がないとSNSに参加できない。知り合いの知り合いが参加するので安全だ、とはいえない。

人口100人の村社会が互いに信頼し、自分の村は自分たちで守る。そのためには、明文化されていようが暗黙の了解であろうが、なんらかの「掟」が自然発生する。日本のかつての村社会で、その掟を破って村民100人の安全を脅かすようなことをすれば「村八分」になり、もうその村では生きられなくなる。そんな掟や法律、規範といったものがあって始めて村の安全と安心が保たれる。

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August 3, 2006

利用者要求の変化への対応

Free AOL: Too little, too late?

米国時間2日、AOLがAOLソフトやEMAILをブロードバンドユーザに無料提供すると、親会社のタイムワーナーが発表した。これほど長く秘密をあきらかにせず躊躇していたのは最悪であるとの論調がメディアやアナリストの間にある。

AOLの利用者であれば、AOLメンバーから逃げ出し、豊富な無料のサービスが提供されているYahooやGoogleに移行したくなる。そうした利用者の目からみれば、専門家のコメントなど聞かなくともAOLのビジネスがおかしくなっているのはわかる。しかも、それは2001年にタイムワーナーと合併して1〜2年でおかしくなった。

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August 2, 2006

企業内ブログの是非

ブログの制作をはじめてから2年が過ぎた。もともと情報発信と知識共有のツールとして日々の経営に使うべきと考えて、最新の技術やソフト、利用動向を調べはじめたのが契機である。そのことはこのブログの初期の記事に書いた。ある企業での導入を薦めたが、保守的な経営幹部たちのマインドが異なり遅々として進まない。若手の社員たちは新しい変化に機敏に反応するが、全社的に活用するには経営幹部のリーダーシップが必要である。

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July 28, 2006

Enterprise2.0採用と実践のルール

The Dawn of Emergent Collaboration

ビジネス・コミュニケーションのツールとして、これまでの知識ベースのコラボレーションのあり方を大きく変える可能性をもったSLATESツール―それらの導入と実践により知的生産性の向上と高度なコラボレーションをもたらすと期待されている。一般のインターネットでは、すでに誰でも利用できるようになっている。しかし、企業内での活用は今後の課題である。とくに日本ではそれらのツールへとその効用の理解が遅れていると考える。世の中の進取の気性に富んだ人たちはどんどん取り入れていくだろう。しかし、日本の保守的な経営者たちはそうした新しい潮流に気づいているのだろうか?気づかない限り企業での採用と実践は遅れることになる。

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革新するための12の視点

革新―Innovationとはなにか?今日多くの企業が生き残るために革新しなければならないという。CEOたちが掲げる経営課題のトップが「革新」である。しかし、一体何を革新するのか?新製品の開発やR&Dの革新と同義語であるとすれば視野が狭すぎるというものだろう。それは革新というより、競争優位に立つための手段にしか過ぎない。

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Enterprise2.0を支えるSLATES

Enterprise2.0が流行語になっている。それを特徴付けることば(略語)がSLATES(Search, Links, Authoring, Tags, Extensions and Signals.)―HBSのAndrew P McAfeeが作った造語である。

昨年からWeb2.0というコトバがメディアを賑わすようになった。blog, wiki, tags, RSS, そしてopen APIsがインターネット社会に影響を与えているのは明らかである。こうしたテクノロジーが企業のイントラネットにどのような影響を与えるのか?McAfee助教授はその研究を大きなテーマにしている。Web2.0の企業への適用、これをEnterprise2.0とよび、SLATESの活用と実践が課題となっている。

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July 23, 2006

ピロソポス Philosophos

ギリシャ語で「知恵を愛する人」という意味。古代ギリシャの哲学者ピュタゴラス(昔、算数で習ったのは『ピタゴラスの定理』だが、最近はピュタゴラスと訳しているようだ)が、20年におよぶ旅の末にイタリア南部のクロトンの地に落ち着いた。そこでピュタゴラス教団を設立し、「Philosophos ピロソポス」というコトバを作り出し、それによって教団の目標を明らかにした。

オリュンピア競技祭を見に行ったとき、プレイウスの僭主レオン公から、「貴殿は何を専門にしているのか?」とたずねられた。これに対してピュタゴラスは「私はピロソポスです」と答えたという。そんなコトバをはじめて聞いたレオン公に説明を求められて、ピュタゴラスは次のように答えた。

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July 12, 2006

YouOS

Take a look at YouOS

MIT, Stanford, Caltechの学生4人が昨年末からオープンソース形式で開発を始めた。言語はPython, php, Javascript, Pascalなどを使い分けているようだが、開発の仲間とのコミュニケーションにWordPressを使ったブログ、開発ドキュメント作成はTrac社のwikiを活用し、フォーラムにはphpbbsを使って、YouOSだけでなくこの上で動くアプリケーションまで同時進行で開発を進めている。4人のリーダーは現在サンフランシスコとシリコンバレーに住んでいるがどこに住んでいようが問題外であろう。開発資源は、人間が住む現実のこちらではない、あちらの世界にある。それは瞬く間に地球規模になってしまう。開発開始半年で試用版(彼らの定義ではイプシロン0.11版)がリリースされている。アプリケーションも150がテストされているとの話(これもあちらの世界で聞いたこと)

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July 10, 2006

次世代ソフトの要件

先週、セールスフォースCEOのベニオフ氏がSuccess On Demand Tour 2006 Summerでの講演のため来日した。その基調講演「ソフトウェアの未来─SaaSがもたらす経営のスピードと柔軟性─」で掲げた「次世代のソフトウェアに求められる10の要件」を紹介する。

 1.マルチテナント方式の共有システム
 2.高性能と高信頼性
 3.ビジネス・アプリケーションの民主化
 4.大量データによるカスタマイゼーション
 5.マッシュアップ
 6.Webサービス・ベースとの統合
 7.開発環境をサービスとして提供
 8.アプリケーションの選択
 9.マルチ・アプリケーションの提供
10.マルチ・デバイスの提供

講演の中で彼が何度も強調していたのが「マッシュアップ」と「マルチテナント」である。

「すべてがWeb上に公開されているということは、もはや、ソフトウェアの未来の前提である」とすれば、今後のソフト・サービス業界の取るべき道は「マッシュアップ」に注力することであり、Google MapやAdobe Acrobat Online、Writely(Ajax採用)といったさまざまなアプリケーションを活用した、新たな革新と価値を生み出すことであろう。

セールスフォースドットコムはマルチテナント共有を可能にするAppExchangeを提供することによりSaaS潮流の主導権を握ろうとしているようである。

Mashups今昔

「マッシュアップ」という言葉が最初に使われたのはポップミュージックの世界である。アーティストやDJが2つの曲を合わせて、ひとつの曲を作ることをマッシュアップという。テクノロジーの世界では、複数の情報源から提供されるコンテンツを組み合わせて、ひとつのサービスを提供すること、そのサービスを利用できるウェブサイトまたはアプリケーションを指す。さまざまな分野から登場しているが、GoogleやAmazonが多様なデータを比較的簡単にオンライン地図と統合できるツールを提供したために、とくにデジタル地図の分野で未曾有の盛り上がりを見せている。

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March 4, 2006

The Future of Electronic Communication

暗号に関する記事を書いたが、これを下調べする中でJW-Stumpelさんに出会った。同氏が関係したオランダ政府経済省の報告書The Future of electronic Communication(2005年7月)の存在を知った。ネットワーク情報セキュリティ調査の一環として参考になる資料である。

Stumpelさんはオランダ在住。奥様は日本人で「オランダ事情」についてブログ発信(忘れな草の空の色)されている。その一部を読ませていただいた。日常の何気ない話の中で、オランダ人気質やその文化を知ることができる。また、宗教・政治や国際事情にわたる話があったり、日本に帰国して生まれ故郷を訪れたときの話があったりする。「故郷とは、私にとって、心の中で帰りたいと思う場所こそが故郷なのだ。」という心情はよく理解できる。私より少し年配ではあるが同じ時代を生きてきた日本人として共感を覚える話に満ちている。

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February 10, 2006

グッドマンの法則(理論?)

米国消費者問題局(US Office of Consumer Affairs)が、消費者の苦情処理に関する調査(Consumer Complaint Handling in America)を1975年から実施している。この調査の結果から発見された重要な事実三つを、佐藤友恭さん(元白鴎大学経営学部教授)が1980年に日本に紹介したものと言われている。

1.不満を持った顧客のうち苦情を申し立てその解決に満足した顧客の当該商品の再購入決定率は、不満を持ちながら苦情を申し立てない顧客のそれに比較してきわめて高い。

2.苦情処理に不満を抱いた顧客の非好意的な口コミの影響は、満足した顧客の好意的な口コミの影響に比較して2倍も強く販売の足を引っ張る。

3.企業の行う消費者教育によって、その企業に対する消費者の信頼度が高まり、好意的な口コミの波及効果が期待されるばかりか、商品購入意図が高まり、かつ市場拡大に貢献する。

<出典>「イラスト版顧客満足ってなあに?〜CS推進室勤務を命ず」(日本経済新聞社、1992)

December 16, 2005

不確実性の時代

表題は、米国の経済学者であるジョン・ケネス・ガルブレイス(John Kenneth Galbraith)教授の著書(The Age of Uncertainty, 1977)の名前である。出版されて28年経つが、グローバル化と情報化の進展により世界は密接な関係を持つようになり、不確実な要素がかつてないほど増大した。市場経済への移行が急速に進んでいる日本にとって一般の社会人にも影響を与える大きな脅威となっており、米国が辿った道をみると、それは貧富の差として現れてくるだろう。

将来を予測することは益々難しくなっている。今日ほどグローバル化と情報化が進んでいなかった時代においても経営者たちは革新技術の市場機会を大きく読み誤ったという事実をここで再認識したい。出典を失念したが、ある会議でのプレゼンテーションのスライドが残っていたので紹介する。

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November 9, 2005

Knowledge itself is power

「知識は力なり」…たしかフランシス・ベーコンが言った言葉と記憶している。

ソクラテスによれば「知識とは、知っていることと知らないことを知っていることである」…という。まるで禅問答のようであり、私自身も確たる説明ができるわけではないが、「知らないこと」を知ることが「気づく」ということだと理解している。気づくためにはいろんな経験と知見を持った人たちと対話をし、多面的に深く考える必要がある。そして、気づくことから新たな知識の習得が始まる。この原動力となるのが知的好奇心、知識欲、学習意欲である。別のことばでいえば「志」であろう。これなくして知的生物の進歩はない。

野中郁次郎教授の組織的知識創造理論では、知識には暗黙知と形式知の二つがあるという。
 ・形式知…言葉や文章、数式、図表などによって表現することが可能な
      客観的・理性的な知のこと。
 ・暗黙知…勘や直観、個人的洞察、経験に基づくノウハウのことで、
      言語・数式・図表で表現できない主観的・身体的な知のこと。

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October 25, 2005

トルネード経営

アメリカのMBAケーススタディのネタがいっぱい引用されている。経営者のベンチマークを検討する際の糸口を与えてくれます。ハイテク業界を中心としているので、他の業界では少し視点が違うかもしれませんが、成長の各局面でのとるべき戦略はまったく違う、環境の変化に応じて素早い戦略変更をしないと失速してしまうといったことを、いろんな事例を引用しながら例証し解説している。学ぶべきことが多くあります。経営幹部、経営コンサルタントの必読書ですね。

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October 24, 2005

視線の行方

ビジネスの現場、とくにハードな交渉の場では、相手の目をしっかりと見つめて話をすることが大切です。視線をそらすことは、自分の意見・主張に自信がなかったり迷いがあると考えていいでしょう。相手の質問に即答できず答えを模索するときに視線をそらしてしまう。意見がまとまらず考えるときに一瞬視線がそれることもある。

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October 15, 2005

3Aと3C

幹部社員研修のときに伝える3A3Cのメッセージがある。

3Aは、AttentionAllianceAction である。

これは、数年前に「これからグローバルビジネスに携わる人たちへ」と題したインタビューの最後でまとめとして伝えたことであり、私が海外でのビジネス経験の中で自らを戒めてきたことでもある。

日本語では、つぎの熟語で説明している。

Attention 飛耳長目
Alliance 借勢
Action 草莽崛起

October 14, 2005

Attention

飛耳長目(ひじちょうもく)

 耳を飛ばし目を長くする!?...中国の春秋時代、斉の管仲(?〜前645、法家の祖)が、遠くのことをよく聞き知ることのできる耳と、遠くのことをよく見ることのできる目を持つことを「飛耳長目」といった。見聞を広め、物事を鋭敏に観察することの大切さを教えている。

吉田松陰 日本では幕末、情報の必要性を感じていた吉田松陰が松下村塾のモットーにし、塾生たちに見聞を広めることを勧めた。現代ではインターネットが飛耳長目の場でありツールであり、松陰たちの時代と較べると時空を越えて世界の情報を収集できるようになった。情報の海の中から有意の情報を見つけ、整理・体系化して活用することにより、時代の潮流を読み取り的確な判断に資することが求められている。

October 7, 2005

高貧困率国家

日本が計画経済から市場経済に、弱肉強食の競争社会に着実に移行していく大きな流れは止まることがないであろう。日本で起きていることが、1980年代のアメリカで起きた。アメリカでは過去20年で貧富の差が大きくなった。日本も同じ道をたどるだろう…ということを今年の2月に書いた。

最近知ったのだが、今年2月にOECDが加盟国の貧困状況について比較調査した報告書がある。その中に「貧困率」という指標がある。これは国民の平均所得の半分しか所得のない人を「貧困者」として、国民全体の何%になるかを示すものである。これによると日本は加盟国中5番目の貧困国(先進国の中ではアメリカ、アイルランドに次ぐ3番目)である。

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働きやすい会社

日経新聞社の「働きやすい会社」調査の結果(2005年9月5日)です。
調査は、福利厚生や各種制度が充実している主要企業を対象に実施された。

1位 松下電器産業
2位 日本IBM
3位 東芝

首位の松下電器産業が「働きやすい」とされた理由の中で、「社員の意欲に応える制度が充実している」との声が多い。例をあげると、部署ごとに社員を募集する「社内公募制」、自ら望む仕事・職場に自身を売り込む「e-アピールチャレンジ制度」、新分野への挑戦のために専門研修を行う「変身大学制度」など多彩なプログラムがある。

社員が望む部署への配属、適材適所を実現する制度の充実は、そのまま若手社員の将来の可能性を広げてくれる。社員から見ると「人材を育てよう、磨こうとする方針が明確で、安心感を与える」という。

働きやすい会社2005「ビジネスマンが重視している項目」
1.年次有給休暇の取りやすさ(59.5%)
2.実労働時間の適正さ(44.2%)
3.リフレッシュ休暇制度の充実度(38.5%) ...昨年は6位
4.地域選択性の有無(35.3%)
5.喫煙問題取り組みへの積極性(34.3%)

※2004年調査結果は、DR.Kさんのサイトにある。また「がんばれ社長」でも分かりやすく解説している。

※アメリカの「働きやすい会社」については、Great Place to Workを参照。

September 4, 2005

世界で最も重要なビジネス書

今年3月にダイヤモンド社から『世界で最も重要なビジネス書』『世界で最も偉大な経営者』が発刊された。いずれもすごい題名である。『…ビジネス書』は「思想と人間」、「戦略と理論」、「マネジメントと組織」の三部構成で合計77冊が取り上げられている。「国富論」(アダム・スミス)、「資本論」(マルクス)、「君主論」(マキャベリ)などの歴史的書物から、「人を動かす」(カーネギー)、「現代の経営」(ドラッカー)などの古典的ビジネス書、そして「ビジョナリーカンパニー」「ザ・ゴール」など比較的最近の著作まで、その対象範囲は広い。一冊あたり4〜5ページ程度で解説されている。何を読むべきかを知るために、辞書的にガイドブックとして活用するのも良い。

 「もっとも重要」というなら、もう少し絞って欲しいと思う人もいることでしょうが、経営や事業の中心を担う人たちは少なくとも一年に10冊、10年で100冊は読みこなし日々の業務に活用していることでしょう。「日本経営品質賞プログラム(略称JQA)」というデファクト的な経営の教科書とでもいうものがある。このJQAが重視している考え方や経営の成熟度を診るためのフレームワークに照らして必要と思われるビジネス書から読み始めるのが良い。

顧客・市場の理解と対応

JQA(日本経営品質賞プログラム)で求めている記述内容は、兄貴分の米国Malcom Baldridge National Awardで言っていることと微妙に異なっている。とくにカテゴリ記述については、基本的考え方と運営方法…と題して説明があるが抽象的で分かりにくい。多くの人が「何を書けばいいのか分からない」という。

MBNAの説明のほうが具体的に求めていることが分かりやすい。たとえばカテゴリ3「顧客・市場の理解と対応」では、MBNAは次のように説明している。


顧客の声と市場を理解するためのプロセス
 �@お客様の期待と要求に応える
 �Aお客様に喜んでもらう
 �Bお客様の信頼を得る

最も重要なのは、お客様とリレーションをつくり強化することである。
これがリピート商談につながり、良いクチコミ商談を生み出し、ビジネスを継続できる。

1.Customer and Market Knowledge
 自社の製品・サービスを提供するために、
  �@現在および将来の顧客・市場についての知識を得るプロセスをつくる
  �A今後の潜在顧客の要求・期待を理解する
  �B市場の変化をキャッチし対応する
  �Cビジネスのやり方を変える

2.Customer Relationships and Satisfaction
 新しい顧客を獲得し、既存顧客を保持し、新しい市場機会をつくるために、
  �@顧客とのリレーションをどのようにつくっているか?
  �A顧客満足をどのように設定し、改善しているか?
  �B設定した満足度の有効性を評価するための判断基準とその根拠は?

M&A4つの形態

M&Aには概ね以下の4つパターンがある。最も代表的なものが、株式譲渡と営業譲渡。中小企業のM&Aでは株式譲渡が圧倒的に多い。

(1)株式譲渡
① 被買収会社の株式を評価し、通常は100%株式を買収します。買収会社の方は会計処理を示すと、投資有価証券○○○/現金預金○○○という会計処理がおこなわれ、投資有価証券は買収会社の貸借対照表に表示される。

② 買収会社は被買収会社の株式を100%所有することで、被買収会社を所有することになる。株式会社は所有と経営が分離しているので、被買収会社の代表取締役をそのままにして会社を経営させておくことも可能である。

(2)営業譲渡
営業譲渡は被買収会社の特定の営業部門を設備や従業員ごと売却することになる。これは株式譲渡と違い、不動産の売買に極めて近い取引となる。
具体的には、営業譲渡契約書(包括契約書)に譲渡する資産や負債を列挙し、対価を支払うことで契約を成立させる。これに基づいて、不動産の名義を変更したり、車輌の名義を変更したり、債務の引き受けをしたりする。従業員も引き継がれるので、被買収会社で多くの場合、退職金を清算するか配置転換することになる。

(3)合 併 (新設合併、吸収合併)
ここでいう合併は商法上の合併をいう。中小企業のM&Aではほとんど使われることはない。前に述べた株式譲渡で結果的に同じ効果が得られる。

(4)資本提携
資本提携は完全な買収という形態ではなく、M&Aの前段階として通常の信用取引き関係を一歩進めた形と考えられる。実際には、大企業が下請け企業との関係を強化するために使われることが多い。

August 25, 2005

産業進化4つの法則

戦略策定・中長期計画を担当している企画部門の人にお奨めの一冊です。戦略論の世界的権威マイケル・ポーターのもとで研究を重ねてきたアニタ・M・マクガーハン(ボストン大学経営大学院教授)が、世界の企業700以上を調査した結果を「産業進化の法則」としてまとめた本です。

産業は4つのパターン、漸進型、創造型、関係型、激震型に分類でき、これ以外の進化過程をたどる産業は1つとしてない。また、この進化パターンにそぐわない戦略を策定・実行した企業は、必ずその後業績が悪化することがわかった。

自分の産業がどの型に属するのか、その型に合った戦略はどう立案すればよいかを見極める方法を詳述した経営戦略論である。

August 6, 2005

ソクラテスの対話法(dialogue)

疑問を発すること!的を得た質問をすること!
Ask questions. Ask right questions.

 ソクラテスは発見するためには使っていない。ソクラテスは「無知の知」といって、偉そうにしていて何かを分かっているようなつもりでも、じつは人間は何も分かっていないということを弟子や一般市民たちに知らしめるために「対話法」を使った。質問をして行くうちにそれに答える人間は自分が何も分かっていないことを思い知らされる。

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August 4, 2005

総務省「UNS戦略プログラム」発表

「ユビキタスネット社会に向けた研究開発の在り方について」答申が発表された。UNS戦略プログラムと呼ばれ、同じ総務省のu-Japan、経済産業省の「情報経済産業ビジョン」とともに今後の国家ICT戦略の要となる。
総務省(報道資料)
答申概要(pdf)
答申内容(pdf)

August 3, 2005

Actionの意味を問う

「PDCAを回す」と人は言う。計画(Plan)をして実行(Do)する。その結果をチェック(Check)してアクション(Action)を起こす......。当たり前のことを英語の頭文字で表現しているだけである。いまさら議論など無用...と思う人が多いかもしれない。しかし、日本人はこのPDCAの意味をどう理解しているのだろうか?「アクション」とは何なのか?「計画」とは何なのか?素朴な疑問を抱くようになった。発端は、経営の一端を担う幹部社員たちの「アクション項目を決めて実行しよう」という声とその後の結果にあった。経営品質向上を目指したかけ声、意気込みは大切なことであり、それがリーダーシップの現われでもある。

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August 2, 2005

The Five Principles of Water 水五則

Moving of itself, water moves other things. Seeking always to move on its own path, water does not stop. Being pure itself, water cleanses filth of other things. Flowing over obstacles as they are encountered, water increases its power a hundredfold. Filling the great and boundless oceans, evaporating to moisture, becoming rain or changing into snow, and freezing to become a sparkling mirror, water still does not lose its basic nature.

般若波羅蜜多心経

昔読んだ本の中に「般若心経入門」がある。田舎生まれ育ちの私が大都会での生活に慣れず、鬱屈した日々から逃れるように山登りをしていた頃に買った記憶がある。子供時代に法要のたびに意味も分からないままにお坊さんや周りの人の声にあわせて唱えた「…色即是空。空即是色…」という有名なお経である。正しくは「般若波羅蜜多心経」というそうである。恥ずかしながら今もその内容の意味するところをよく知らない。

Amazonで調べたら、「般若心経入門―276文字が語る人生の知恵」、祥伝社黄金文庫、 松原 泰道 (著) という本があった。まさしくこの本である。20代の頃に買ったが正直いって内容がよくわからずに投げ出した。「松原 泰道」という著者の名前も知らなかったが、20世紀日本の碩学、生きる知恵を語る第一人者だということである。「諸行無常」、「生者必滅」、「因縁生起」、「諸法無我」…など仏教のこころを語る。

子供時代に祖父母に教わった「足るを知る」、アメリカで座右の銘のひとつであった「水五則」も、松原さんが禅から学ぶ人間の生き方として説いている。なんと私は無知であったのかと大いに反省している。この四半世紀のあいだ、「足るを知る」は森鴎外の「高瀬舟」のテーマである…と知ったかぶりで話してきた。「水五則」は、信州の山寺にある掛け軸に書いてある言葉だと、20年以上昔に見たTVドキュメンタリで知った記憶がある。それ以来の思い込みである。「知っている、分かっている、やっている」というのは傲慢さの証である…などと研修で話しているのが恥ずかしくなった。もっと謙虚にならなくてはとわが身を戒める。

July 28, 2005

学習に効果的な対話の方法

(1)発言の冒頭での話し方(自分の思考過程を明確に示す)
 ・私の考え方は〜です。そう考えるに至ったのは次の理由からです。
 ・私は、〜であると仮定していました。
 ・私は、〜という理由で、そのような立場を取るようになりました。
 ・私は、〜という結論に達したのですが、その結論に至る過程で考えたことを具体的にお話します。

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July 20, 2005

経営者教育リンク

経営人事の変革を実践する雑誌、エグゼクティブマター、事例集

Sony Japan|プレスリリース ソニー・グループの新たな経営体制について

経営アカデミー

日本経営研修センター

IBM 研修-トレーニング - Japan

日立総合経営研修所

NECラーニング研修サービス

JMAC 日本能率協会コンサルティング

People Focus Consulting

競争優位を獲得する最新IT経営戦略

大学経営革新のための訪米研修プログラム

経営者向けセミナーや営業マン教育研修、書籍・経営テープなど経営者・幹部必見情報を公開

経営教育センター 経営指導・ISO指導・人事指導・企業研修などを行う経営コンサルティング会社

経営と研修 [BBS7.com]

June 20, 2005

SVC補足資料

 ここは「商談推進研修」フォローアップ用で、講義で使った補足資料は受講者しか入手できません。一般には公開しておりませんが、この頁およびリンク先に含まれる情報は公開資料に基づいたものですので、どなたでもアクセスできます。著作権侵害に相当する内容に気づいた方はこちらへ連絡お願いいたします。

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June 1, 2005

The Beer Game

「ビ−ルゲ−ム」は、産業における生産流通システムのロ−ルプレイングシミュレ−ションで、ビ−ルの生産流通を模したゲ−ム盤でプレイされる。このゲームは、経済ダイナミックスやコンピュ−タシミュレ−ションの概念を経営の学生に手ほどきするために1950 年代後半にMIT で開発され、現在も高校生から最高経営責任者や政府の役人にいたるまで世界中でプレイされている。またインターネットの普及に伴い、オンラインで手軽に参加できるようになっている。オンライン版のThe MIT Beergameはこちらから参加できる。Browser版とJava版があり、常時数十組のゲームが進行中である。またパソコン用ソフトウェアではSTELLAPowerSimがポピュラーであり、ビールゲームも添付されている。なお、Beer Gameの詳しい説明はSystem Dynamics Society 公式ホームページを参照されたい。同日本支部はこちらです。

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May 29, 2005

チームの総合力は互いの信頼関係の上に発揮される

ワコールの創業者塚本幸一さんの経営理念とリーダーシップを如実に語るエピソードが、「昭和の名経営者列伝」(日経ベンチャー2004-11-15) に掲載されている。

 「労働組合の正式な要求はすべて無条件で通す」……。

労使交渉の席上、全社員を信頼しきるという姿勢を宣言し、労働組合の要求の中身を見ることなく、その場で判を押したというエピソードである。その結果、恐ろしいとしか言いようのない変化が社内に起こったという。その時の言葉が残っている。

 社員は、私用など全くなくなり、トイレに行く時でも走っていきます。経費はダァーっと落ちるし、能率はグワァーっと上がってきます。チームの総合力は素晴らしい人間関係の上に成立することを、身をもって痛感しました。以来、「相互信頼」こそが経営の根幹だと信じるようになったのです。

人が人を変えられると思ったら大きな過ちを犯します。人は誰かに感化されて大きく変わることはあるでしょう。でも、それはその人自身の意思で変わったんです。相手を服従させるんじゃなく、お互いの意思でやっているという関係を築くことが一番素晴らしい。

今蘇る 日本のDNA

NV-CLUB ONLINE

今蘇る 日本のDNA
 かつて“奇跡”と呼ばれた国があった。戦争によって多くの貴重な命を失い、国土は焦土と化しながら、生き残った男達はわずかな年月で、世界有数の経済大国を築き上げた。

 不況、インフレ、労働争議、貿易摩擦、円高――男達は次々と押し寄せる荒波に耐えながら、人を育て、モノを作り、それを世界中に売って歩いた。我が“ニッポン”はそうして出来上がった国だ。

 平成不況に疲れ切った今の経営者は、「あの頃は、時代が良かったんだ」と冷笑する。しかし、松下幸之助は、井深大は、本田宗一郎は、「良い時代」に居合わせただけだろうか。否、彼らはこう言うに違いない。

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仏法の理(ことわり)

「無」とは一所懸命に努力すること 心の中を「空」にして決断せよ

仏教には、戒律・禅定・知恵という三つの要素がある。戒律は、社会的なルール、人間として最小限守らなくてはいけない規則。禅定は、体験によって、ものを会得していくこと。そして、戒律を守り、禅定を修得することによって浮かび上がってくるのが知恵である。

ユニークな社是・社訓

日本企業の社是・社訓は、「和」「誠実」「努力」が圧倒的な比重を占めているようだ。しかし、なかにはユニークなものもある。

(1)「お客様第一、上司は二の次」。
(2)「きょうのお客様は、あす来ないかもしれない。今何をするか、それがこのビジネスのすべて」。
(3)「当願衆生(まさに願わくは衆生とともに)」。
(4)「お役立ち経営」。
(5)「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」。
(6)「実り高き喜びは、種をまく努力をした者のみに与えられる」。
(7)「手を汚さないようなヤツはものにならん」。
(8)「ブルドッグ根性」。
(9)「英知をつなげるエレクトロニクスの会社」。
(10)「誠実に問題に取り組みます。問題と取り組む誠実な態度が信頼のもとです。問題があれば、チャンスがあります」。
(11)「!?△〇」。
(12)「会社の盛衰は、吾々の双肩にあり。極力、奮闘せよ」。
(13)「企業は潰れやすい。しかし、個人は潰れるわけにはいかない」。
(14)「亀の歩みは兎より速いことを知れ」。
(15)「夢追い子ども主義」。
(16)「社訓『青春』」。
(17)「愛し愛され」。
(18)「おもしろ、おかしく」。

May 14, 2005

IBM and Lawson cozy up

IBM and Lawson cozy up | CNET News.com

IBMがソフト会社買収。。。。 

April 13, 2005

ペイオフ解禁

~求められるリスク管理と、ガラス細工の日本経済~

国内の超低金利やペイオフ解禁などの状況下において、個人にとっても
資産の置きどころは今までに増して重要課題となってきた。預金や外債
など選択肢も複数存在している。

株式投資もそのひとつだが、今の日本の株式市場は企業業績に比例せず
もみ合い状態が続く。その背景には、日本経済が抱えた抜本的な矛盾が
横たわっている。

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April 7, 2005

大学の役割と人材育成への視点

東京大学総長の就任に際しての挨拶で小宮山浩さんは、「大学の使命は、言うまでもなく教育と研究にあります」と言い切っておられる。ホームページで公開されているメッセージ(総長あいさつ)を見ると、小宮山さんは21世紀が求める人材像について、「世界の先進大学として、知を産み出し続けてきた東京大学は、(中略)時代の困難に対する戦いの先頭に立つ人材を育みたいと考えている。」として、具体的には、「知識の洪水に流されない『本質を捉える知』、独善に陥らない『他者を感じる力』、そして、『先頭に立つ勇気』を備えた、21世紀が求める人材が育つ場でありたいと決意しております。」 と強い決意を表明されている。

一方、東北大学、岩手県立大学の学長を経験された後、この4月から首都大学東京の学長に就任された西澤潤一さんは、「地元が欲する人物を養成する目的で、地元が設立した。そして今、日本やアジア全体が都市化に狂奔している時期にあたって、人間的で効率的な新しい都市構成を形成させるべき人材の養成と手法の向上に努めるべき」と、その就任挨拶で述べておられ、公立大学の役割と人材育成への視点を明確にされている。

April 2, 2005

押し寄せる法規制の波

IT Pro : 押し寄せる法規制の波--情報システムに変革迫る

西武鉄道・コクドの例を引くまでもなく、たった一つの不祥事が大企業が存亡の危機に追い込む時代がやってきた。エンロンやワールドコムの粉飾決算・不正経理事件を機に、米国で生まれた「企業改革法(SOX法)」は、日本にも早晩上陸する。今後、IT部門は、同法をはじめとする法規制の順守や不祥事の防止に重責を負う。対策の最前線を報告する。

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April 1, 2005

bz

佐々木俊尚の「ITジャーナル」

March 18, 2005

ライブドアvs.フジ、その対立が日本の株式市場にもたらした影響

11日、ライブドアがニッポン放送のフジテレビジョンに対する新株予約
権の発行差し止めを求めた仮処分申請で、東京地裁は同予約権の発行を
禁じる仮処分命令を下した。ニッポン放送は決定を不服として同地裁に
即日、保全異議の申し立てを行ったが、フジの日枝会長は記者団に対し、
ライブドアとの業務提携に向けて歩み寄る可能性を示した。

日々、情勢が変わるライブドアとフジテレビジョンの成り行きに、政財
界、株式関係者のみならず、一般市民も大きな関心を寄せている。

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February 20, 2005

Account Management: Art or Science?

・Sales Process: The Key To Customer Acquisition Management
・10 Steps To Doubling Your Sales Without Any Costs
・HBS Working Knowledge: Alumni Insights: Account Management: Art or Science?
August 2, 2004
Jonathan Byrnes (HBS DBA '80) writes The Bottom Line, a monthly column that details innovative methods for increasing profit from an existing business without costly new initiatives.
Is account management an art or science? This is a critical question: The answer determines whether the sales process can be systematized and subjected to constant improvement.

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February 19, 2005

Wealth and Poverty

ノーベル平和賞を受賞したマータイさんの言葉に感動したというブログを米国サイトに書いたが、このサイトでは彼女の活動を讃えるために授賞式で引用された詩"The woman is planting"を紹介した。重複するが、マータイさんが主張する中に、「商業主義が自然を破壊し人々の平和な生活を脅かし、一部の人間が私腹を肥やし、貧富の差が開く…」というのがある。

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February 16, 2005

『若手経営幹部が育つ当り前の方法』

・・・さて、皆さんにさっそく質問です。

(1)自分が働いている会社の創業者と創業理念をご存知ですか?

(2)社長や役員、部下や上司の姓名を漢字で正確に書けますか?

(3)週に1日(休日)は8時間以上の勉強をしていますか?

(4)常務と部長、課長と係長の仕事の違いを説明できますか?

(5)現職の課長がどうして考課者訓練に参加するのですか?

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February 15, 2005

オープンソース、公共分野は6割が導入済み

 矢野経済研究所(本社:東京都中野区)は2005年2月10日、オープンソースソフトウエア(OSS)の導入実態に関する調査結果を発表した。それによると、企業・団体の3分の1が情報システムにOSSを導入しており、特に官公庁や自治体などの公共分野では約6割と高い率だった。

 企業の情報システム管理者(回答数637)に聞いたアンケートを集計したもので、「既に導入済み」は32%に達した。このほか、「検討中」(3.9%)と「興味がある」(27.3%)の比率も高く、導入済みと合わせると全体の3分の2が積極的だったという。
LINK

February 14, 2005

貧困家庭の増大 Poverty Spreads

米国勢調査によれば、貧困家庭が前回調査時より130万人増えて4500万人になった。日本もアメリカ社会と同じ道を歩むのだろうか。
2004 Federal Poverty Guidelines  世帯当たり平均所得  $43,318


Size of   Unit 48 Contiguous
Family   States and D.C.    Alaska      Hawaii
  1       $ 9,310      $11,63       $10,700
  2       12,490       15,610       14,360
  3       15,670       19,590       18,020
  4       18,850       23,570       21,680
  5       22,030       27,550       25,340
  6       25,210       31,530       29,000
  7       28,390       35,510       32,660
  8       31,570       39,490       36,320
For each additional person, add
           3,180       3,980        3,660
SOURCE: Federal Register, Vol. 69, No. 30, February 13, 2004, pp. 7336-7338.

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February 11, 2005

対決(Confrontation)の薦め

対処方法の比較

対処方法
説明
対処結果
推奨
1 対決・対峙(confrontation) 事実調査に基づいて解決する。当事者がお互いに問題に正面から向き合い前向きに議論し、双方納得のうえで合意する。
Win-Win
2 妥協(compromise) 当事者が共に譲歩する。双方にとって満点の解決ではないにしても双方合意のうえ解決に至るので問題が再燃することは少ない。
3 鎮静(smoothing) 一時的に問題に目をつぶったり、争いを表面上、小さく扱ったりすること。再び対立が生じやすい。
Lose-Lose
×
4 撤退(withdrawal) 一方があきらめて話し合いを拒否する。
Lose-Lose
×
5 強制(forcing) 上司命令など、強制的に押しつける。片方が不満を持つ。
Win-Lose
×


PMBOK2000におけるコミュニケーションマネジメント

プロセス
主要成果物
説明
コミュニ
ケーション
計画
・コミュニケーション
マネジメント計画書
誰が、誰に、いつ、どのような情報をどのような手段で提供するかを決定する。例えば、会議体や個人スケジュール、プロジェクトの連絡事項の通知方法、議事録の作成者と配布・回覧方法の定義など。
情報配布 ・プロジェクト記録
・プロジェクト報告書
・プレゼンテーション
必要とされる情報を適切な手段で適切なタイミングで関係者に実際に提供するプロセス。ちなみにプロジェクト記録とは、連絡文書、議事録などのプロジェクト文書を指す。
実績報告 ・実績(進捗)報告書
・変更要求
プロジェクトの目標達成に向けて、どのように資源が使われており、どの程度達成されているかを関係者に知らせるための情報を収集し配布すること。
完了手続き ・プロジェクト公式記録
・プロジェクトの終了
プロジェクト、または、フェイズの目標達成、あるいは中断や中止による終了時に行う作業を指す。

February 7, 2005

課題と問題

課題問題議題論点
◆[題目]a subject;a theme
◆[やるべき問題]a problem
◆[任務]a task;
an assignment《割り当て》
◆a question;a problem ◆a subject for discussion ◆the point of dispute
 ◆issues

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Serendipity

Wordwizard Clubhouse - serendipity

■割り箸の法則とハインリッヒの法則とセレンデピティー

Amazon.co.jp: DVD セレンディピティ

Review:セレンディピティ

理系白書ブログ セレンディピティ

February 3, 2005

How To Solve It

アメリカの学生のバイブル本です。論理思考力が訓練される。How to Solve It
G. Polya, How to Solve It
Summary taken from G. Polya, "How to Solve It", 2nd ed., Princeton University Press, 1957, ISBN 0-691-08097-6.
  • 1. UNDERSTANDING THE PROBLEM
  • 2. DEVISING A PLAN
  • 3. CARRYING OUT THE PLAN ,
  • 4. Looking Back

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Dialogue(対話)とDiscussion(議論)

 Dialogue(対話)Discussion(議論)はまったく違うと理解したほうがよい。対話と議論もしくは討議を混同するとコミュニケーションがスムースにいかない。つぎの英文記述は、"Dialogue : Rediscover the Transforming Power of Conversation"の著者が書いたものであるが、元をたどれば物理学者のDavid Bohmが明確にしたことで、彼はDialogueの父ともいうべき存在である。さらに言うならば、20世紀後半の科学的思考法に大きな影響を与えたGeorge Polyaの"How to Solve It"に言及しなければならない。この本は、アメリカの著名大学(ハーバード、エール、プリンストンなど)を目指す中高生のバイブルのような存在である。これについては別項で触れたい。

 さて、対話と議論の違いをひとことで言うとつぎのとおりである。

 対話: これら複数の論点をどう組み合わせたら全体として新しい論点にできるだろうか?
     I wonder how these pieces combine to create a whole?
 議論: これら複数の論点の中でどれが正しいものなのか?
     I wonder which of these is the right one?

 (以下の日本語解説は別途)

 It is often useful to contrast Dialogue with a more familiar form of communication, discussion.
Discussion has the same Greek root as percussion and concussion, discus, meaning to throw, fragment, shatter. David Bohm likened discussion to an activity where we throw our opinions back and forth in an attempt to convince each other of the rightness of a particular point of view. In this process, the whole view is often fragmented and shattered into many pieces.

 The intentions of dialogue and discussion are quite different and are contrasted below.

 Dialogue                 Discussion
 To inquire to learn            To tell, sell, persuade
 To unfold shared meaning        To gain agreement on one meaning
 To integrate multiple perspectives    To evaluate and select the best
 To uncover and examine assumptions  To justify/defend assumptions

February 1, 2005

The Origin of Species

Charles Darwin
"I have called this principle, by which each slight variation, if useful, is preserved, by the term Natural Selection."

種の起源 第14章

「生命はあまたの力とともに、最初わずかなもの、あるいは、ただひとつのものに吹き込まれ、この惑星が、確固たる重力法則に従い 回転するあいだに、かくも単純なはじまりから、きわめて美しく、きわめて驚くべき 無限の形態が進化し、今も進化しつつある。
この見方の何と壮大なことか....。

もしも生物が進化し続けるとするなら、しょせん人間は長い歴史の中の束の間の存在でしかないだろう。

しかし、人間とは果たしてそれだけの存在だろうか....

人はただ自然にまかせて滅びることはない。何故なら人には、弱い者を、不自由な者を、劣った者を、不利益から守るという叡知が、さずけられているのだから....。」

窶任harles Darwin, "The Origin of Species"

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January 6, 2005

Y=X*2(A+B)

上司
1984
終身雇用と年功序列に守られた、理不尽なまでに権威を振り回す上司  
家庭における親父の権威

2000年
やめるといった部下を守る
褒めたら戻るだろう
怒られたことのない新人
評価しなければならないつらい立場
組織と部下の板ばさみ
週に3万3千人
上司殺人
violence on the job
death in the workplace
会社は目先の利益を追求

数学
上司力
政策大学院

コーチング
悩みを聴き、問題を解決させる
全国1000社
EQ:Emotional Intelligence Quotient
部下の表情を観察し言葉を慎重に選ぶ
個性を受け止められる社会koseiwouketomerareru
個性を活かし欠点を補い合う組織

December 30, 2004

対話(Dialogue)副読本

対話による問題解決、相克する問題の中から新しい論点、視点を見出し解決していく科学的方法に関する本です。Dialogueの父David Bohmの本は必読本でしょう。日本語訳ある?

Bohm, David. Unfolding Meaning. A weekend of Dialogue with David Bohm. Ark Paperbacks, 1985.

Senge, Peter M. The Fifth Discipline: The Art and Practice of the Learning Organization. Doubleday/Currency, New York. 1990.

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The Magic of Dialogue

Bohm
"I would say that in my scientific and philosophical work, my main concern has been with understanding the nature of reality in general and of consciousness in particular as a coherent whole, which is never static or complete but which is an unending process of movement and unfoldment...."
 -David Bohm: Wholeness and the Implicate Order

"Suppose we were able to share meanings freely without a compulsive urge to impose our view or to conform to those of others and without distortion and self-deception. Would this not constitute a real revolution in culture?
 -David bohm, Changing Consciousness, 1992

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推薦図書

MBA経営戦略

戦略サファリ―戦略マネジメ...Best solution

コトラー...Harvard business school press

ITで創る感動経営―顧客満足度

チーズはどこへ消えた?

「高業績チーム」の知恵―企業を革新する自己実現型組織

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効果的コミュニケーション5つの要素

 コミュニケーションを効果的に行うためには、以下に述べる5つの要素、(1)自己概念、(2)傾聴、(3)明確な表現、(4)感情の取り扱い、(5)自己開示が大切である。これは、JQAセルフアセッサ認定研修において、自分の対人コミュニケーションの特徴を把握するために使用された5つの要素である。これに関してコメントする。各要素の「」の説明は、コミュニケーションに大切なこととして一般に言われていることを引用した。アメリカで一般によく言われることを英語で併記した。

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対話とは何かー効果的コミュニケーションのために

 日本経営品質賞やマルコム・ボルドリッジ国家基準では「対話 DIALOGUE」の大切さを説いている。対話の中から「気づき」を得て、全体最適になる改善に取り組むのだという。それは広義のコミュニケーション手段のひとつであるが、口先や言葉だけで行うものではなく、当事者たちの「全人格的」な相互関係の問題である。

 Interpersonal Communication Skillは、アメリカの学校および社会人教育の基本である。Adult SchoolのカリキュラムにはDialogueとDiscussionとDebate、そしてPresentationやBody Languageといったクラスがある。ビジネス英語のSpeakingとWritingと同様にプロのSecretaryの基本でもあり、昔、私も一緒に受講した。もちろん学校教育の現場でも基本であり、Basic Communicationというのが日本で言う「国語」教育である。英単語をそのまま書いたが、日本語にすると誤解が生じると考えるので、英単語をそのまま書いている。たとえば、Dialogue(対話)とDiscussion(議論)の違いを認識し、共通理解がなされているだろうかと危惧する。さらにいえばDebate(討論?)、Argument(議論?)などをふくめて違いを理解した上でコミュニケーションを図っているのだろうか?

 日本ではこの種の対話の教育はほとんどなされてこなかったのではないか。発表能力とか説得のための技法・技能に走ってはいないだろうか。職場での活発な対話(Dialogue)から真の理解につながるコミュニケーションが効果的になされているだろうかと今一度、謙虚に問い直してみることが大切である。

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December 27, 2004

経営革新支援法の“経営革新計画”

CONSULGENT 経営コンサルタントの購買代理エージェント

〜経営革新計画での付加価値額とは・・・?〜

 ○営業利益+人件費+減価償却費=付加価値額

 ・営業利益は「利益」を出し、税金を払うように… 
 ・人件費は「人」を雇用するように…(雇用促進になるように)
 ・減価償却費は「設備投資」を活性化するように…(景気向上へ)

December 23, 2004

ドラッカーが考える経営と事業

経営・事業の目的とはなにか?

「事業の唯一の目的は、利潤ではなく、「顧客価値創造・維持」にこそ求められ、
 そのための事業の機能は、マーケティングとイノベーションである。」

経営の目的は、これに加えて

  • 社員の価値(満足)の創造
  • 社会からの信頼の創造

  • である。利益は経営目標以上、以下でもない。


    Drucker Archives : Homepage

    Management: Tasks, Responsibilities, Practices
    Management is an organized body of knowledge. "This book," in Peter Drucker's words, "tries to equip the manager with the understanding, the thinking, the knowledge and the skills for today's and also tomorrow's jobs." This management classic has been developed and tested during more than thirty years of teaching management in universities, in executive programs and seminars and through the author's close work with managers as a consultant for large and small businesses, government agencies, hospitals and schools. Drucker discusses the tools and techniques of successful management practice that have been proven effective, and he makes them meaningful and easily accessible.

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    ミンツバーグのリーダーシップ開発

    Henry Mintzbergが考えるリーダー育成

  • MBAが企業のトップをつくるのではない。
     リーダー、マネージャは教室では作れない。
  • 自分の仕事や経験をふりかえる(Reflection回顧、よく考える)
     ことから実践的マネジャは生まれる。
  • 実践、修羅場体験、個々人の経験(キャリア)、
    そして自己のふりかえりを重視したリーダー育成が必要である。

    リーダーシップ開発のポイント

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