学習に効果的な対話の方法
(1)発言の冒頭での話し方(自分の思考過程を明確に示す)
・私の考え方は〜です。そう考えるに至ったのは次の理由からです。
・私は、〜であると仮定していました。
・私は、〜という理由で、そのような立場を取るようになりました。
・私は、〜という結論に達したのですが、その結論に至る過程で考えたことを具体的にお話します。
(2)自分の話を相手に明確に理解してもらうための質問
・いま私が述べたことについてどう思いますか。
・私の論拠に、どこか弱いところがありますか。
・何か付け加えることがありますか。
(3)相手の思考過程を明確にする質問
・なぜ、そのような結論に至ったのですか。
・何か結論を支持するようなデータはありますか。
・そのようにおっしゃる理由は何ですか。
・あなたの考え方を理解したいと思いますので、もう少し詳しくお話下さい。
(4)相手の主張をどの程度理解しているかを確認する質問
・それは〜と似たようなことですか。
・私の理解が正しいとすると、あなたは〜とおっしゃりたいのですね。
・あなたのご意見を〜と理解しましたが、それで問題ないでしょうか。
(5)意見が異なるとき、自分をオープンにし、相手の話に傾聴する質問
・〜について考えてみましたか。
・あなたは〜という意見ですが、私は〜が気がかりなのです。
・よく理解できません。なぜなら〜。
(6)話が行き詰まったときに、話を発展させるのに役立つ情報を捜す質問
・分かっている事実は何でしょうか。
・分かっていないことは何でしょうか。
・同意している点は何で、意見が分かれている点は何でしょうか。
・私たちは異なった仮定に基づいて話を進めているのではないでしょうか。
・どのような条件であれば、代替案を考慮していただけるでしょうか。