米MITオートIDラボが取り組むRFID普及への課題
RFIDテクノロジ : 米MITオートIDラボが取り組むRFID普及への課題(最終回-3)
MITオートIDラボでHRI(ヘルスケアリサーチイニシアティブ)関連の研究に従事する稲葉さんの報告である。筆者は、かつて企業間通信の業界標準化団体ロゼッタネットで働いたことがあり、このときの日本企業の関心の高さと活発な活動から比較すると、Auto ID, EPC, HRIなどでの日本企業の存在感は薄いと嘆いている。日本からの積極的な参加を呼びかけている。この記事のバックナンバーはこちらです。
ロゼッタネットジャパンの現在の活動については知らないが、本家のRosettaNetは、UCC(Uniform Code Council, Inc.の略)配下の非営利団体として、世界から100社が参加して活動している。
余談であるが、UCCの業界標準であるUPC(Uniform Product Code)が最初に使われたのがWrigleyチューインガムである。1974年6月26日、米オハイオ州トロイ市にあるMarsh Supermarketで初めてスキャンされたとのこと。1999年に25周年記念式典がスミソニアン博物館で開催された。

シカゴを代表する建築物のひとつで、ミシガン通りのシカゴ川に面している。1921年竣工。