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睡眠不足は肥満のもと

CNN.com - Experts: Sleep more, get a dog, lose weight - Nov 17, 2004

この二週間、睡眠不足が続いた。10月に米国滞在を含めて2週間ほどのブランクがあったのが影響してバックログが溜まってしまったのが原因である。忙しいときになぜか新たな仕事が突然降りかかり処理量が増大する。そういうことを誰しもが経験したことと思う。「マーフィーの法則」といったかな?悪いときには悪いことが重なる・・・ということである。そんなときに思い出す言葉が、"tough gets tough going"である。タフさ(強さ)が困難を打ち破る・・・といった意味である。

昨日、年一回のイベントであるフォラムを無事終了した。経団連会館の国際会議場で、新生銀行の八城会長に基調講演をお願いして開催したフォラムである。その企画と司会を担当したが、日本でこの種のイベントを担当するのは10年ぶりであった。アメリカでは何度もあったが、とくにイベントというほどではなく日常的な催しで気楽であった。しかし日本はいろんなことにあれこれ気を使って準備する。伸長で緻密ということかもしれないが時間を使いすぎである。昨年の準備では企画委員会みたいなものを作って数人の人が3ヶ月間準備し幹部や関係者に説明し意見をもらってやったという。いかにもそつのない日本的なやり方だと感心する。とても真似ができない。企画とプログラム内容は、えいやっ、と半日で完了。それで、だれも異論を唱えなかった。そんなものである。

当日の司会の準備ができなくて弱ったのは事実である。いろんなことがこの二週間に起きその処理に追われたからであった。結局、司会の準備は前の晩にやる羽目になった。八城会長ほかの講演者に失礼のないように、その紹介を的確に、そしてプログラム進行に齟齬がないように・・・ということに気を使う必要があった。当日は、これまでの寝不足と疲れ、それにたばこの吸いすぎが原因でのどが痛く、ときたまセキが出る状態で決して良い調子ではなかったが、なんとかこなすことができた。基調講演の模様は、テレビ朝日の番組、サンデープロジェクトの特集レポート(リップルウッドと新生銀行の事例)で放送される予定である。


タイトルとは直接関係のない話になってしまったが、昨夜はたっぷりと睡眠をとりひさしぶりに世の中どうなっているのかをネットサーフィングしながら見ていると"Sleep more, get a dog, lose weight"というCNNの記事が目についた。

今週ラスベガスで開催されたNorth American Association for the Study of Obesity(肥満研究協会)の会議で発表されたもので、18000人の協力を得て睡眠時間と肥満の関係を調査した結果、そこにはおおきな因果関係があるという報告である。

この報告によると、睡眠時間が4時間以下の人が太る確率は、平均睡眠時間7〜9時間の人と比較すると73%高いということである。睡眠不足だと、食欲を抑える血液中の物質レプチンleptinが減り、逆に食欲を増進する物質グレリンghrelinが増えるからだと説明されている。このほかに、犬を飼っている人は肥満になりにくいという研究結果も報告されている。

太らないためには「最低7時間は睡眠をとり、犬を飼いましょう」というのが結論のようです。いろんな研究があるものですね。

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