米科学界と対立するブッシュ政権
Wired News: Science Braces for Second Term
われわれの子孫のために地球温暖化を防止しなければいけないとの科学者たちの叫びに応えた『京都議定書』。この批准を、ブッシュ政権は拒否し続けている。温室効果ガスの影響によって地球の気温が上昇していることを認めているが、京都議定書は経済に悪影響を及ぼすという理由からである。
科学者たちは、ブッシュ政権が政策に都合の良い非主流派の意見ばかり取り入れて、広く認められている研究成果を歪曲している、と批判している。この活動の中心となっている非営利の独立組織Union of Concerned Scientistsは、、「政策決定における科学的公正さ」(Scientific Integrity in Policymaking)と題した報告書を公表している。
地球規模の気候変動(global climate change)のほかに、科学者たちが憂慮している優先課題として、胚性幹細胞(ES細胞)の研究と再生エネルギー研究および科学教育がある。