哀しくも楽しい物語
一週間前に、楽天のトラックバックの使い方を勉強しているとき、偶然に楽しい日記を発見した。ケーネットさんの日記である。
読むに足りない日記が多い中で、はじめてであったドラマのような日記であった。こんなに素直に自分の心の中をなんの衒い(てらい)もなく書けることに感動すら覚え、おもわず長いコメントを書き込んでしまった。
かなり赤裸々な記述があり、このわたしのブログとは世界が違うのでトラックバックすることをしなかった。しかし思い直して、こんな「愛のカタチ」もあるのだと感じたことを以下に再掲する。ただし、読み返してみてちょっと公開するのは恥ずかしい個人的な部分は削除・修正した。ケーネットさんほど正直になれない私です(苦笑)
なお、この一週間のケーネットさんの日記はちょっと生々し過ぎるところもあるが、そこだけを見て興味本位にならないで欲しい。7/12から読ませてもらうと、人間の素直で美しくも哀しい性(さが)に感動するはずである。
「愛のカタチ、話しませんか?」というテーマに好奇心をくすぐられる。
一覧の中で最初に目についたのが、この記事でした。
いや白状すると、「イクイク棒!!」という刺激的な題名にマウスが引き寄せられ、無意識のうちにクリックしていた(笑)
人妻がエッチな話を書いている......。楽天やライブドアなどにある日記にろくなものはない。セックスにしか興味がないような書き込みだったり、日本人として恥ずかしくなるような舌足らずで幼稚な言葉、無知をさらけだしたような言葉の羅列ばかりの書き込みに情けなくなってくるような日記が多いのに幻滅していた。
これもそんな類の日記かなと思ったのは一瞬でした。いやらしいことが書かれているのだが、そんな気配を感じさせない。それどころか正直な人間の心をすなおに、しかもユーモアあふれるタッチで書いている。たのしい日記ですね。正直感激しました。こんな日記を書ける人もいるんだ、と。
<<前の日記へ、をクリックして逆読みしていったら止まらなくなり、結局7/12からの日記を全部読んでしまいました。2時間以上かかったかな? たまたま目についた日記にこんなにも時間を取られてしまうほど暇なわたしではないんですが(苦笑)
時間を忘れて読ませてしまう、楽しい日記です。生活感あふれる日常の中の喜びと笑い、ときには夫婦喧嘩の現実......。かと思えば、切ない不倫の恋の物語、子育て奮戦、旦那さんとの愛ののろけ話に、にんまりしてしまういやらしい話......。と実に興味深い内容に時間を忘れて読ませてもらいました。
ゆったりとした平和で幸せな生活が脳裏に浮かんでくるやさしい語り口に惹かれた、ということでしょうか。
(つづく)(2004/10/30 12:20 AM)
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「エロ夫婦。いいじゃありませんかぁ~。
これからも仲良く、やらしくやっていこう!おぉ~!!」
すばらしい表現ですね。気に入りました。それこそ最高の夫婦関係でしょう。「夫婦は、 '現役''刺激''潤い'」とは言いえて妙です。ラブホの話がありましたが、環境が変わると新しい発見があるものです。歳を重ねるたびに、まだ見知らぬ喜びの世界が待っていると思います。
ここ数日の「愛のカタチ、話しませんか」のテーマでの日記の前、ほほえましく思ったり、哀しさのなかに真実の愛の姿を見たり、子供たちを交えた話のなかに家族の幸せな姿を見たり......。途中で読むのをやめることができなかった。「和式トイレの長男」の話や「テ・ニ・ス」の話、「せいりする」などにはひとりで大笑いしてしまいました。
「旦那さん」から「彼」に変わってはじまった話はドラマの脚本かと思うほど感動的でした。
「私の膝に乗っていた子供が
突然私を指差し「この人、ママ?」と言った」
......のくだりでは泣けてきました。
ほんとうに哀しくも楽しい物語を読ませてもらってありがとうございました。
(2004/10/30 12:22 AM)