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写真整理ソフト (2) Windowsフォトギャラリー

この記事は、10年前のPSP95ではなく、2007年現在の話である。
Vistaにバンドルされたソフトのひとつに、Windows フォトギャラリーがある。Picasaを真似たようなソフトだが、OS開発企業のアドバンテージを活かしている。たとえば、Windowsエクスプローラとの統合である。XPではフォルダー内のJPGファイルをクリックするとビューアーが開いたが、VistaではWindows フォトギャラリーが開く。開いた画像をその場で修正したり、印刷、電子メールしたり、ギャラリーに移動したりできる。XPに比較すると格段の進歩で、利便性が良くなった。Vistaで誉めてもいい機能はこれくらいかな(笑)

CD/DVDへの書き込みやムービーの作成もできるが、ムービー作成は、前々からあるWindowsムービーメーカーを起動しているだけである。わたしはほとんど使わない。よくハングアップしたからである。Vistaでは改善されているのかもしれないが使うつもりはない。PhotoStoryがいい。あるいはその亜流であるmuveeかな。いずれも「ムービー」といっているがスライドショーのことである。それだけならphpSlideShowとBGMを組み合わせても良い。まぁ人好き好きでしょうね。

Windows Photo Gallery

Windows フォトギャラリーで気をつけなければいけないのは、表示されているフォルダーやアルバム内の写真はすべてディスクのファイルに直結しており、アルバム(ギャラリー)から削除するとディスクに保存しているファイルまで削除されてしまう。Picasaではアルバムから削除するだけかファイルも削除するのかの選択ができる。

写真の修整機能、自動調整・露出の調整・色の調整・トリミングなどは昔からPicasaにあった機能で目新しさはない。修整するたびに修整前の画像のバックアップコピーが作られていく。元に戻すことができるので便利ではある。しかし、一枚数MB の写真を100枚単位で修整・整理していると、あっという間に1GB以上のディスクを食ってしまう。しかも、それらがどこにあるのかが不明(まだ調べていない)なので気分が良くない。Vistaではユーザの見えないところでの処理がいっぱい増えて、CPU,、メモリ、ディスクを食っていくから嫌なのだ。だから、デジタル原住民のビジネスマンは、VistaではなくXPを使い続けている。店頭販売価格では、XPマシンのほうが価格が下がらずVistaより数万円高い!

見えないところで何をされても気にせず、メモリもディスクも金に糸目を付けずふんだんに使える人にはWindows フォトギャラリーをお薦めする(笑)一般の人には使いやすいし、Vista付属で新規にインストールする手間が要らないのが良いでしょう。ただし写真・画像はJPG形式しか扱えない。最近良く使うPNGが使えないのが難点である。JPGでは、画像を修整・保存するたびに画質が低下するが、PNGやTIFFでは画質が低下しない。大切な写真を頻繁に修整するような場合にはJPG保存には注意したほうがいい。もっとも3Mpx以上の、ディスプレイ表示には過剰品質の写真を扱っている人は、画質の劣化は気にする必要もないでしょう。

私はPicasaが好きである。Google配下になる前から使っているが、ある理由があって途中で中断したことがある。悪名高きGoogle Desktopとおなじ、笑えない理由である。