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達磨の独り言ースパム、ブログ、SNS

過去のWEBコンテンンツを整理しようとつぶやいてから一年以上経っている。このブログを他のサイトに集約しようかなと思って見直していて気がついた。整理どころか、反対に10箇所くらい増えてしまい、さらに混乱してきた(苦笑) 主要なものは自営SNS、写真共有サイト、そして新規の自営ブログ三箇所である。ブログは公開だが、思いつくままに作成し、デザインや構成を変えたりして自己満足しているだけで、とくに知らせることはしていない。そのほうが気が楽だからである。

自分が学んだことを、これから学ぼうとする人たちに伝えようとする思いがある。しかし、伝えるためには整理し、体系化しないと見過ごすだけの情報になってしまう。体系化しないと、価値ある知識情報にならないと思う。

そういう意味では、日記の発展形であるブログでは体系化がむずかしい。その日その日の思いや考えを書いて発信し、仲間や訪問者と意見交換する・・・ということではブログは強力なツールであろう。そのためにコメントやトラックバック、Ping機能が充実している。

しかし、そこにこそ健全なコミュニケーションを阻害する要因がある。スパム増大である。悩まされ続けて、結局コメントもトラックバックも受け付けないようにするしかない。それでも閉じ忘れた記事が残っていると、その記事をターゲットにスパムが集中する。表示しないようにしているが定期的な掃除が大変になる。

掲示板やゲストブックなどもスパム(日本では荒らしともいう)で汚染されてしまう。評価用に設置したものは荒らしに任せていたが、そのうちサーバ負荷増大の原因になって、サーバ運営会社から警告がくるようになる。迷惑書き込みはかわいいほうで、困るのはワームを埋め込まれることである。大量のジャンクメールを発生されるとサーバ運営停止になってしまうから困る。

ブログよりもひどいのはメールである。ちょっと旅に出てもどるとジャンクメールが1万件!大切なメールがあると見ないで全部削除というわけにもいかない。しかし目視チェックは1000件が限度である。だから昨年あたりから、ことあるごとにメールは返信が遅れる、見過ごすこともある・・・と言い訳をしている。

これらの解決策として有効なのがSNSである。Mixiなどの匿名社会化したものはもはや本来のSNSではなくなっている。そこで注目したのがオープンソースのAffelioだったが、商業化の欲に目がくらんで頓挫してしまったようだ。それでOpenPneにしたが、これまたドキュメントが皆無という問題がある。最近は落ち着いてきたが、自営だと一人三役をこなさないといけないので、コンセプトが分かるまでが大変だった。開発者や他の運営者たちに聞きまわって学習した。

半年くらい前からSNSでの書き込みが中心になった。自分の知り合いだけが参加している、価値観も共有できるコミュニティは居心地がいいものである。しかしSNSを使いこなすのに時間もかかるようで、新規参加者たちは「自分の居場所」がわからず迷子になることが多いようだ。

OpenPneは説明書が少ない、などと不平をいっていられない。自営SNSにも体系化した「利用手引き」がない。学習用に作成したものはあるが、改版を怠っている。知り合いだからという甘えがあるのだろう。「使い方が分からないときは遠慮なく質問して下さい」といっているが、どうも日本人には「遠慮文化」の人が多いのか、質問する人が非常に少ない。研修講師をやっているときもまったく同じである。

それが不思議で仕方がない。どうして質問しないのだろう?質問しなければ何も分からないではないか?自分で考えてやるのはいいが限界があり、時間がかかってしまう。そのうちに嫌気がさしてしまう。学ぶことを放棄した状態になる。それは進歩がないということなんだが・・・。

また、話が逸れてきたが、「独り言」だからいいでしょう。少しずつしか進まないが、利用手引きやFAQを作ってはいる。昔ソフトの利用手引きや解説書を作ったが、顔の見えない不特定多数を対象にした説明書を書くのは難しいものである。

「雀の学校」コミュニティである人からいくつか質問があって、「ああ、そういうことが分かりにくかったんだなぁ」と気づかされることが多い。そうやって知識が増え、より良いものになっていくものである。顔が見える人からの質問に対しては、説明が書きやすい。相手にとって理解しやすいかどうかは別問題だが・・・。