便利さが生む非効率
今朝の日の出を撮った。一枚目(左の写真)は5時39分、二枚目が5時44分である。(Gallery掲載写真にリンクしている)
5時33分から48分まで、15分間日の出を眺めながら撮った写真が32枚。自動露出にしたり、絞り優先で撮ったり、望遠の位置を変えたり、風景写真の設定にして撮ったりしていると枚数が増える。
高校三年生のときアルバイトで稼いでやっと買ったキャノネットからはじめて、山の写真を撮るのに買った軽量級のアサヒペンタックス、そしてデジカメへと写真歴は長いが、いまだに写真撮影の要諦が良くわかっていない。
昨日も散歩道を歩きながら、同じ場所で設定を変えて2〜3枚ずつ撮った。パソコンで見比べるが、絞り3.5と10にしてシャッター速度は自動で撮った二枚の写真の違いがわからない。被写界深度がどうのとかいう理屈があったが忘れた。
いまはデジカメだから何枚撮ってもタダ。それらの中から移りのいいのを選べば良い。ところが、この選択に時間がかかる。写真用ソフトも賢くなってボタンひとつで明暗や彩度やコントラストが変えられる。
この便利さがあるために、アレコレと修正を試みたりして違ったバージョンが増えていき、さらに選択を強いられて悩み、時間ばかりが食われる・・・という結果になっている。
便利さが、更なる時間を費やすことになるとは皮肉なものである。
日の出の写真を撮るのに15分、その整理に一時間かかった!