SNSエンジンの開発と普及
日本でもSNSの利用が急増している。これを支える日本発のソフトの開発と普及を望む。昨年夏頃にAffelioが発表され、早速入手してインストールを試みたがうまくいかずにあきらめた。そして、バージョン2がでたので再度試したが不調に終わった。どうもオープンソース開発と事業化の二束のわらじを履いてつまづいたのではないかと心配している。
思い立ったら吉日で、別の実績もあるOpenPNEをインストールすることにした。米国にあるサーバの環境がよく分からないことと、OpenPNEの説明がLAMPの専門家を前提にしているようで理解できないことが多いこともあって、少々てこずった。たいがいのオープンソースのソフトは10分〜数十分で設置完了なのだが、今回は数時間もかかってしまった。ブラウザーから見えない場所に設置することははじめてなので苦労した。
途中、セットアップで発生したエラーの復旧やMySQLの再設定などあれこれ試行錯誤でなんとか動いたが、どうして動いているのかまだ理解していないところがある。いくつかの不具合を解決したが、文字化けがでるのが分からない。コミュニティに質問とコメントをしておいた。
ソフトは、SNSの特質を取り入れセキュリティにも神経を使って開発されているようだ。機能的には商用サービスに比肩し、英語圏のYaoo!360やMySpace(元々MTV系だが)よりも使いやすい。日本発のオープンソース開発とその普及の先導役になって欲しいと願う。日本製ソフトの機能や使い勝手を評価し、不具合があれば報告することで、その開発と普及にちょっぴりでも貢献したいと思う。
Affelioも心機一転して開発を継続して欲しい。基本はボランティアである。開発リーダは、一人で悩まないで、世界のやる気満々のプログラマを仲間にして、「あちらの世界」のリソースを活用しながら、開発に取り組んでいる。それがオープンソースの利点でもある。そういうことができるのは、四半世紀前のソフト開発者にとってはうらやましい限りである。