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LiveJournal

LJは若者を中心とした友達たちの交換日記のような形でスタートした。一般のブログでは、投稿記事はすべて公開が原則となっているが、LJでは友達グループをつくりグループ内で情報交換できるという特徴がある。いわゆるSNS機能が備わっている。

思いついたことや読み聞きしたこと、Webで気づいた役立ちそうな情報などをとりあえず文章にし、Web記事であればあとで参照できるようにリンクを張っておく。まとまった時間が取れるときに、内容を吟味し、補強・推敲していくというのが効率的である。

ブログツールは、こうした作業に向いているとは思えない。なんでもいいから思いついたことを日記風にどんどん書いて公開するのには便利なツールではある。まとまった文章、それも写真などのイメージを含み、参考資料も例示していくような文書を作成するためのツールはブログとは別物である。

先の記事で、LiveJournalを多用していると書いたが、実際はLJそのものではなく、そのクライアント・プラグインであるSemagicというソフトを多用している。その機能や便利さの内容については別の機会に紹介するが、わたしは大変気に入っている。NotePadでHTML文書を作成したり修正したりすることも多いが、ドラフト記事の投稿はSemagicを使っている。文書作成のためにWordやExcelを使うことがなくなった。

Semagicは情報収集とその整理、文書作成・推敲の知的プロセスを支援してくれる。このツールはクライアントサイドで使うが、「あちらの世界」で利用できるものになっていくだろう。WritelyやiRowなど、すでにその奔りとなるツールが話題になっている。それらは単独でコアの目的だけに使うと便利である。しかし、つくった文書を複数人でレビューしたり、公開したり、カテゴライズ(Web2.0的にはタグ化)したりするといった、いわばAPIsのユビキタス化が実現するまでは実用には耐えないと思う。iRowなどはレスポンスの改善が先決である。

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