AWS (Amazon Web Service)
Web2.0の特徴のひとつにAPIがあり、これを使ったMashupsが利用者側でできるようになった。Googleが先鞭を使えたことで有名ではあるが、Amazonも早くからAPIを提供している。AWS(Amazon Web Service)である。
AWSはAmazonの商品情報を取得したり、ショッピングカートにアイテムを追加したりするなど、幅広い機能・・・リアルタイムでの価格更新や在庫情報、商品イメージ、カスタマーレビュー、商品の説明、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のリスト、売り上げランキングなどを提供するプログラムである。
これは技術的にはREST(HTTPを介したXMLまたはXML/HTTP)またはSOAPインターフェースが実装されて可能となったものである。一般の利用者ではなく、ある程度プログラミングの知識のある人を対象としている。また、このプログラムへの参加や利用方法は英語であるため、日本ではまだ普及していないと思われる。英語圏では、一般の人でも利用できるようにしたアプケーションも増えている。
下記に示したのは日本アマゾンの「インスタントストア ベータ版」の例で、AWSではないが、一般の利用者でも自分のウェブに電子商店を簡単に開設できるようになっている。もちろん、個人商店を開くことは、楽天などでも可能であり、多くの人が日記・ブログサイトで自分の気に入った商品を並べている。
本格的に電子商店を営み、つきに数十万円の売上があって、それで生計をたてているひとも多い。数年前にブログの趨勢を調べたときのトップレベルのブログに、たとえば化粧品を自分で使ってその試用結果をブログで書き、それを読んだ訪問客がその化粧品を買うというサイトがあった。これはまさしくWeb2.0的な発想でもあった。こうした個人レベルでの商品販売は今後も増えていくのはまちがいない。AWSの普及が、こうした傾向を増長するであろう。