だましのメールに釣られるな
Phishingは、米国で2003年頃から問題になりだし、金融機関と消費者が被害を受けている。Phishingという言葉はハッカーの世界で使われている隠語であるが、fishing魚を釣ることから転じた造語である。語源をたどると1960年代の電話詐欺Phone Phreakから連想して名づけられたのであろう。
日本でも増加の傾向にあり、一般の消費者(とくにInternet Bankingユーザ)も自己防衛のために正しい知識をもって対処することが必要である。筆者は一年ほど前からcitibankの名を騙ったメールを受け取るようになった。All About Phishing Scamsで説明しているのと同じメールである。日本語の解説記事(phishing―だましのメールに釣られるな)も多くあるので正しい知識を得ておくことが大切である。
アメリカでは2004年にTumbleweed社とFSTC(Financial Services Technology Consotium)が手を結んでAnti-Phishing Working Groupを設立し、Phising防止策に取り組んでいる。また連邦通称委員会もPhishing詐欺に注意する勧告How Not to Get Hooked by a ‘Phishing’ Scamをだしている。