バレンタインに因んだ話
バレンタイン・デイには女性が男性にチョコレートを贈るというのは誰が考えて始めたのかは知らない。アメリカのシリコンバレー周辺では男女双方が贈る。ポピュラーな贈り物のひとつが花束であろう。全米に約23,000の花屋さんがあるが、どの店もバレンタイ・デイ前の日々はうれしい忙しさで賑わう。(Photo credit: U.S. Census Bureau)
アメリカでのValentine's Dayの話を紹介する。原文はUS Census Press Releasesを参照。
伝説では、西暦270年頃、ローマの牧師St. Valentineが処刑された日である2月14日を記念して始まったといわれる。もうひとつの謂れでは、繁殖(Fertility)を祝う古代ローマの祭日が起源である。
アメリカでは18世紀はじめ頃に手作りの贈り物を交換し始めたといわれる。そして、1840年代にマサチューセッツのEsther Howlandがバレンタイン・カードを売り始めたのが契機となって全米に広まった。
US統計局が発表しているValentine's Dayに因んだデータ(2003年)はつぎのとおり。
- 118
未婚女性100人に対して、未婚男性は118人。人種別にはヒスパニック系の未婚男性が159人で最も多く、逆に黒人の未婚男性は89人という比率である。 - 33
65歳以上の未婚者では、女性100人に対し男性33人で、女性の未婚率が男性の3倍。 (http://www.census.gov/population/www/socdemo/hh-fam/cps2003.html) - 220万組
年間220万組が結婚。一日あたり6000組。(http://www.cdc.gov/nchs/) - 25.3と27.1
平均結婚年齢は、女性25.3歳、男性27.1歳。30年前はそれぞれ21歳と23.2歳だった。(http://www.census.gov/population/socdemo/hh-fam/tabMS-2.pdf) - 54%と57%
15歳以上で結婚しているアメリカ女性と男性の比率。(http://www.census.gov/population/socdemo/hh-fam/tabMS-1.pdf) - 460万組
同棲しているカップル数。全世帯の4.2%(1996年は2.9%) (http://www.census.gov/Press-Release/www/releases/archives/families_households/003118.html)