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世界都市の「生活快適度」


世界的に著名な人事コンサルティング会社マーサーMERCERは10日、世界350以上の都市を対象に、「生活の快適度(Quality of Living)」に関する調査結果を発表した。昨年と同様、スイスのチューリヒが首位を維持し、次いで同国ジュネーブ、カナダのバンクーバーが追っている。

「ワースト3」は、イラクの首都バグダッド、中央アフリカ共和国の首都バンギ、コンゴ共和国の首都ブラザビルとなっている。

毎年実施する調査は、政治的な安定性、学校、バー、レストラン、環境などに至る計39項目での満足度をニューヨークを100として比べている。

トップ30の都市の半分をヨーロッパの都市が占めている。ウィーンが第4位で、ドイツのデュッセルドルフ、フランクフルト、ミュンヘンがそれぞれ第6〜8位にランクされている。西ヨーロッパ諸国の中での最下位はアテネでスコア86.8、第79位となった。ロンドンは旅行者にとっては物価が高く感じる都市であるが、「生活の快適度」では39番目(スコア101.2)である。

日本の都市のランクは、東京(35)、横浜(37)、神戸(40)、大阪(51)となっている。アメリカの都市の中では、ホノルル(27)とサンフランシスコ(28)がトップにランクされている。

「生活コストの高さ」に関する調査では、ニューヨークを100とした比較で、東京(134.7)・大阪(121.8)がトップ。三番目にロンドン(120.3)がつづく。ジュネーブ、チューリッヒの生活コストは6、7番目に高いが「生活の快適度」ではトップにランクされるのに比較して、日本の大都市は「生活コストが世界でもっとも高く、生活の快適度も低い」という結果である。
リストの詳細は同社のサイト(http://www.imercer.com/qol/)で公表されている。

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