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象形文字には甲骨、ヒエログリフ、トンパ(東巴)の三つがあるという。甲骨文字とヒエログリフについてはその歴史的背景を含めてある程度知っていたが、トンパ文字についてはよく知らなかった。三つの象形文字の中で現在も使われているのがトンパ文字で、いま日本で静かなブームになっているということを、電網写真館 asia photo netというサイトで知った。

上の写真はトンパ研究所に保管されている古いトンパ経典(象形文字経書)


このホームページに「とんぱ酉」のアニメーションがある。鳴き声は、日本の鶏とおなじで、わたしにはコケコッコーと聞こえる。トンパ(東巴は、中国雲南省の少数民族(55あり、そのうち23が雲南省に住んでいるとのこと)のひとつであるナーシー(納西)族(naxi zu naxi ethnic minority group)が使っている象形文字だそうである。[写真はChina Internet Information Centerより拝借した]

雲南納西族東巴文字に、「トンパ文字」のすべてがある。トンパ文字と画像がたくさん使われており、トンパ文字辞典やトンパおみくじもあるユニークなページである。関心のある人は訪問されると良い。

飢餓海峡

「飢餓(きが)海峡、それは日本のどこにでも見られる海峡である。その底流に、われわれは貧しい善意に満ちた人間の、どろどろとした愛と憎しみの執念を見ることができる。」冒頭のナレーションの言葉である。そして「本州と北海道をつなぐ津軽海峡は、いま台風直前の不気味な風浪の中にあった」と続く。

・Sales Process: The Key To Customer Acquisition Management
・10 Steps To Doubling Your Sales Without Any Costs
・HBS Working Knowledge: Alumni Insights: Account Management: Art or Science?
August 2, 2004
Jonathan Byrnes (HBS DBA '80) writes The Bottom Line, a monthly column that details innovative methods for increasing profit from an existing business without costly new initiatives.
Is account management an art or science? This is a critical question: The answer determines whether the sales process can be systematized and subjected to constant improvement.

ノーベル平和賞を受賞したマータイさんの言葉に感動したというブログを米国サイトに書いたが、このサイトでは彼女の活動を讃えるために授賞式で引用された詩"The woman is planting"を紹介した。重複するが、マータイさんが主張する中に、「商業主義が自然を破壊し人々の平和な生活を脅かし、一部の人間が私腹を肥やし、貧富の差が開く…」というのがある。

The Norwegian poet Halldis Moren Vesaas has put it so beautifully in her poem "The woman is planting":

The woman is planting a tree in the world.
On her knees, like someone in prayer,
Among the remains of the many trees
That the storm has broken down.
She must try again, perhaps one at last
Will be left to grow in peace.

And this is how Moren Vesaas ends the poem:

She sees the hands outspread on the earth
As if trying to impose her calm
On its threatening tremors. Oh earth, be still,
Be still, so my tree can grow.

・・・さて、皆さんにさっそく質問です。

(1)自分が働いている会社の創業者と創業理念をご存知ですか?

(2)社長や役員、部下や上司の姓名を漢字で正確に書けますか?

(3)週に1日(休日)は8時間以上の勉強をしていますか?

(4)常務と部長、課長と係長の仕事の違いを説明できますか?

(5)現職の課長がどうして考課者訓練に参加するのですか?

 矢野経済研究所(本社:東京都中野区)は2005年2月10日、オープンソースソフトウエア(OSS)の導入実態に関する調査結果を発表した。それによると、企業・団体の3分の1が情報システムにOSSを導入しており、特に官公庁や自治体などの公共分野では約6割と高い率だった。

 企業の情報システム管理者(回答数637)に聞いたアンケートを集計したもので、「既に導入済み」は32%に達した。このほか、「検討中」(3.9%)と「興味がある」(27.3%)の比率も高く、導入済みと合わせると全体の3分の2が積極的だったという。
LINK

米国勢調査によれば、貧困家庭が前回調査時より130万人増えて4500万人になった。日本もアメリカ社会と同じ道を歩むのだろうか。
2004 Federal Poverty Guidelines  世帯当たり平均所得  $43,318


Size of   Unit 48 Contiguous
Family   States and D.C.    Alaska      Hawaii
  1       $ 9,310      $11,63       $10,700
  2       12,490       15,610       14,360
  3       15,670       19,590       18,020
  4       18,850       23,570       21,680
  5       22,030       27,550       25,340
  6       25,210       31,530       29,000
  7       28,390       35,510       32,660
  8       31,570       39,490       36,320
For each additional person, add
           3,180       3,980        3,660
SOURCE: Federal Register, Vol. 69, No. 30, February 13, 2004, pp. 7336-7338.


きょうはバレンタイン・デーである。日本では、クリスマスと同じようにたくましい商魂が全国的な行事にしたてあげた。それにしても、「女性が好きな男性にチョコレートを贈る日」とした人の戦略性には敬服する。しかし、いつのまにか「好きな」が不必要になって、「義理チョコ」がまかり通るようになったのも商魂ゆえか、それとも職場であからさまに目当ての男性だけに贈るのははばかれると思う日本女性の奥ゆかしさからか?…などと考えるのは古い時代の人間だけだろう。いまや、この日に関係なく人目もはばからずチョコレートでベトベトした気持ち悪さが東京周辺で横行しているのも現実である。

そもそも欧米では「聖バレンタイン」とは何者で、「バレンタイン・デー」にはどういう謂れがあるのか?The History Channelでは以下のように解説している。

Valentine Flower
バレンタイン・デイには女性が男性にチョコレートを贈るというのは誰が考えて始めたのかは知らない。アメリカのシリコンバレー周辺では男女双方が贈る。ポピュラーな贈り物のひとつが花束であろう。全米に約23,000の花屋さんがあるが、どの店もバレンタイ・デイ前の日々はうれしい忙しさで賑わう。(Photo credit: U.S. Census Bureau)

アメリカでのValentine's Dayの話を紹介する。原文はUS Census Press Releasesを参照。

伝説では、西暦270年頃、ローマの牧師St. Valentineが処刑された日である2月14日を記念して始まったといわれる。もうひとつの謂れでは、繁殖(Fertility)を祝う古代ローマの祭日が起源である。

アメリカでは18世紀はじめ頃に手作りの贈り物を交換し始めたといわれる。そして、1840年代にマサチューセッツのEsther Howlandがバレンタイン・カードを売り始めたのが契機となって全米に広まった。

US統計局が発表しているValentine's Dayに因んだデータ(2003年)はつぎのとおり。

対処方法の比較

対処方法
説明
対処結果
推奨
1 対決・対峙(confrontation) 事実調査に基づいて解決する。当事者がお互いに問題に正面から向き合い前向きに議論し、双方納得のうえで合意する。
Win-Win
2 妥協(compromise) 当事者が共に譲歩する。双方にとって満点の解決ではないにしても双方合意のうえ解決に至るので問題が再燃することは少ない。
3 鎮静(smoothing) 一時的に問題に目をつぶったり、争いを表面上、小さく扱ったりすること。再び対立が生じやすい。
Lose-Lose
×
4 撤退(withdrawal) 一方があきらめて話し合いを拒否する。
Lose-Lose
×
5 強制(forcing) 上司命令など、強制的に押しつける。片方が不満を持つ。
Win-Lose
×


PMBOK2000におけるコミュニケーションマネジメント

プロセス
主要成果物
説明
コミュニ
ケーション
計画
・コミュニケーション
マネジメント計画書
誰が、誰に、いつ、どのような情報をどのような手段で提供するかを決定する。例えば、会議体や個人スケジュール、プロジェクトの連絡事項の通知方法、議事録の作成者と配布・回覧方法の定義など。
情報配布 ・プロジェクト記録
・プロジェクト報告書
・プレゼンテーション
必要とされる情報を適切な手段で適切なタイミングで関係者に実際に提供するプロセス。ちなみにプロジェクト記録とは、連絡文書、議事録などのプロジェクト文書を指す。
実績報告 ・実績(進捗)報告書
・変更要求
プロジェクトの目標達成に向けて、どのように資源が使われており、どの程度達成されているかを関係者に知らせるための情報を収集し配布すること。
完了手続き ・プロジェクト公式記録
・プロジェクトの終了
プロジェクト、または、フェイズの目標達成、あるいは中断や中止による終了時に行う作業を指す。

今年の正月にNHK特集で「キトラ古墳」を見た。歴史は好きなほうで、歴史にかかわる本やTV番組に関心を示す私であるが、キトラ古墳についてはほとんど知識がなかった。吉野ヶ里遺跡や三内丸山遺跡についても、その歴史的背景を含めて知ったのはこの三年である。遺跡を訪ねて古代の人々の生活に思いを馳せたのは、三内丸山遺跡だけである。


今日PCのディスクを整理しているときに、「キトラ古墳」の録画ビデオがあるのに気が付いた。キトラ古墳の説明ではなく、日本の貴重な文化財を守る人々の真剣な取り組みを描いたものだった。「石室開封~キトラ古墳・壁画修復への挑戦~」と題するドキュメンタリーである。


この古墳の石室は、幅約1m 長さ約2.6m 高さ約1.3mの大きさ。1983年のファイバースコープによる内部探査で、北壁に描かれた玄武が確認され、注目を浴びたとのこと。その時はアメリカに駐在しており、日本のニュースに触れることはなかった。大阪市立科学館のキトラ古墳のはなしによると、1998年の調査で、新たに白虎像、青龍像、天文図が発見され、2001年までの数次にわたる探査の結果、石槨内の壁画の全貌が明らかになったという。





昨年の保存状態の確認調査で、入り口付近でカビが見つかり壁画の修復に乗り出した。幅1m、高さ1.3メートル、入り口は40cmしかない狭い石室で、しかも湿度100%のなかでの作業はたいへんな忍耐が要求される。これを担当したのが、東京文化財研究所の山本記子研究員。玄武、青龍の壁画部分の漆喰は石の壁からはがれ、放置しておくと崩れ落ちる危険がある。


修復の準備のために始めて石室の中に入って壁画を直接見た山本研究員はいう。

「こんなすごい造形物があるのだと感激した。人の目に見えないような細かなところまで描かれている。それは、自分の技術を人に見せるためではなく、もっと大きなものに動かされた結果ではないか。だからこそ、純粋できれいなものを感じる。」

過去20年にわたり文化財の保存修復に取り組んできた専門家の言う言葉には真実がある。


文化財保護は、現場での保存が基本とのこと。しかし、1972年に発掘されて有名になった高松塚古墳の壁画に修復不可能な黒カビが発生した例があり、同じ失敗を避けるために剥がれ落ちそうな部分を取り出すことが決定された。その作業は、素人には思いもよらない困難な作業であることを、TV番組は描いていた。30センチ四方の一部をとりだすだけで不測の事態への対処も含め、5時間もかかった。湿度100%の中でひざまずいたままでの作業、技術と忍耐力、そして冷静な判断力が1300年前の壁画を救い出したのである。はずされた白虎と青龍を見る専門家たちの表情は大きな感動に包まれていた。「すばらしい...」という以外の言葉が見つからない。

課題問題議題論点
◆[題目]a subject;a theme
◆[やるべき問題]a problem
◆[任務]a task;
an assignment《割り当て》
◆a question;a problem ◆a subject for discussion ◆the point of dispute
 ◆issues

わたしの昔の備忘録の中に、つぎの「アメリカインディアンの教え」がある。子を持つ親の戒めと思ってメモしていた。

  「批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりします
  敵意に満ちた中で育った子は、誰とでも戦います
  ひやかしを受けて育った子は、はにかみ屋になります
  妬みを受けて育った子は、いつも悪いことをしているような気持ちになります
  心が寛大な人の中で育った子は、がまん強くなります
  励ましを受けて育った子は、自信を持ちます
  褒められる中で育った子は、いつも感謝することを知ります
  公明正大な中で育った子は、正義心を持ちます
  思いやりのある中で育った子は、信仰心を持ちます
  人に認められてもらえる中で育った子は、自分を大切にします
  仲間の愛の中で育った子は、世界に愛をみつけます」

 この教えを知ったのは最初の米国駐在の頃だが、今日amazon.comで探したら、パウワウ―アメリカ・インディアンの今日を無駄にしない教えという本(日本語訳)があった。早速買って読んでみたい。つぎの12月各月の目次構成になっている。

  一月  (清めの月)     今日を楽しくすごす
  二月  (風の月)      悲しいときこそ笑う
  三月  (めざめの月)    すべての命に愛される
  四月  (育ちの月)     新しい自分への種をまく
  五月  (花咲く月)     眠っていた夢を掘り起こす
  六月  (長い日の月)    心地よいペースで生きる
  七月  (熟する月)     大切な人との今を味わう
  八月  (収穫の月)     ありのままの生を楽しむ
  九月  (落ち葉の月)    苦しめるものとも向きあう
  十月  (霜おりる月)    心をあたためる言葉を見つける
  十一月(長い夜の月)     命の奇跡を喜ぶ
  十二月(生まれ変わりの月)  明日の自分を祝福する

アメリカの学生のバイブル本です。論理思考力が訓練される。How to Solve It
G. Polya, How to Solve It
Summary taken from G. Polya, "How to Solve It", 2nd ed., Princeton University Press, 1957, ISBN 0-691-08097-6.
  • 1. UNDERSTANDING THE PROBLEM
  • 2. DEVISING A PLAN
  • 3. CARRYING OUT THE PLAN ,
  • 4. Looking Back

 Dialogue(対話)Discussion(議論)はまったく違うと理解したほうがよい。対話と議論もしくは討議を混同するとコミュニケーションがスムースにいかない。つぎの英文記述は、"Dialogue : Rediscover the Transforming Power of Conversation"の著者が書いたものであるが、元をたどれば物理学者のDavid Bohmが明確にしたことで、彼はDialogueの父ともいうべき存在である。さらに言うならば、20世紀後半の科学的思考法に大きな影響を与えたGeorge Polyaの"How to Solve It"に言及しなければならない。この本は、アメリカの著名大学(ハーバード、エール、プリンストンなど)を目指す中高生のバイブルのような存在である。これについては別項で触れたい。

 さて、対話と議論の違いをひとことで言うとつぎのとおりである。

 対話: これら複数の論点をどう組み合わせたら全体として新しい論点にできるだろうか?
     I wonder how these pieces combine to create a whole?
 議論: これら複数の論点の中でどれが正しいものなのか?
     I wonder which of these is the right one?

 (以下の日本語解説は別途)

 It is often useful to contrast Dialogue with a more familiar form of communication, discussion.
Discussion has the same Greek root as percussion and concussion, discus, meaning to throw, fragment, shatter. David Bohm likened discussion to an activity where we throw our opinions back and forth in an attempt to convince each other of the rightness of a particular point of view. In this process, the whole view is often fragmented and shattered into many pieces.

 The intentions of dialogue and discussion are quite different and are contrasted below.

 Dialogue                 Discussion
 To inquire to learn            To tell, sell, persuade
 To unfold shared meaning        To gain agreement on one meaning
 To integrate multiple perspectives    To evaluate and select the best
 To uncover and examine assumptions  To justify/defend assumptions

新しい時代は海からはじまる

大きな世界があり、戦う場があり、常に危険と向き合っている男は、女に甘えられる。
 ―谷村志穂

西郷たちは、幕府に変わる新しい政府を模索
長州と和解したい
1866年1月22日 薩長同盟

思いきや富士の川瀬の末つひに

惚れた男が自分の世界の中心になる
竜馬とお龍、日本発の新婚旅行

霧島 高千穂の峰
逆鉾を引き抜く
新しい時代の光を見ていたのかもしれない

必死に思い出を作ろうとしていた

1967年10月14日 大政奉還
もっと平和でもっと自由な世界
慶応3年11月15日 龍馬暗殺
奔放な性格がいさかいの種になった
一緒にいると魂が満たされる
心の歴史の大半を占める竜馬との3年間

明治8年 露天商 西村松兵衛と結婚
明治39年1月15日没 享年66歳

又あうと

愛する女と世界を巡る夢、青の夢が幕末の風雲児龍馬を動かしていたのかもしれない。

Charles Darwin
"I have called this principle, by which each slight variation, if useful, is preserved, by the term Natural Selection."

種の起源 第14章

「生命はあまたの力とともに、最初わずかなもの、あるいは、ただひとつのものに吹き込まれ、この惑星が、確固たる重力法則に従い 回転するあいだに、かくも単純なはじまりから、きわめて美しく、きわめて驚くべき 無限の形態が進化し、今も進化しつつある。
この見方の何と壮大なことか....。

もしも生物が進化し続けるとするなら、しょせん人間は長い歴史の中の束の間の存在でしかないだろう。

しかし、人間とは果たしてそれだけの存在だろうか....

人はただ自然にまかせて滅びることはない。何故なら人には、弱い者を、不自由な者を、劣った者を、不利益から守るという叡知が、さずけられているのだから....。」

窶任harles Darwin, "The Origin of Species"